警察によると、男は26日午前9時15分頃、名古屋市中区の小学校に正当な理由なくレンガを持って侵入する。様子を見た職員が「レンガを持った男が校舎の窓ガラスを叩いている」と110番通報。その後、男を取り押さえ、駆けつけた警察官に引き渡す。逮捕後、27日に建造物侵入の疑いで送検された。当時、学校には補習授業で児童や職員がいたが、怪我人はいなかった。
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警察の取り調べに対し、男は「子どもに危害を加えて刑務所に入ろうと思った」「刑務所で私を飼ってもらおうと思って罪を犯した」という趣旨の発言をしているという。児童や職員と鉢合わせた場合、殺人事件に発展する可能性も否定できないだけに、建造物侵入のみで終わったことは、不幸中の幸いと言えるだろう。
異常な動機をきっかけとした事件に、「刑務所で飼われたいって。こんな奴が世の中にのさばっているかと思うと怖すぎる」「刑務所の方が、居心地が良い状況がおかしい。3食も与える必要はないし、もっと嫌な思いをさせるべきだ」「毎年、年末になると万引きをして収監されるホームレスがいるという記事を見たことがある。刑務所の運営や出所後のあり方を見直すべきだ」という指摘が上がる。
一方で、「学校はもう少し緊張感を持って警備にあたって欲しい」「今回は職員が取り押さえたようだけど…。こういう事件があるたびに、学校の警備体制に不安を感じる」などの声も出た。