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オリックス首位死守も2カード連続負け越しに中嶋監督「打つ方と守る方のバランスがあまり良くなかった」

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オリックス・中嶋監督

 首位独走ムードに入ったかに思われたオリックスだが、東北楽天戦で引き分けや勝てる試合を最終回の大量失点で落としてしまったことから、つまずきを見せている。後半戦は残り2試合。12日に3位東北楽天が福岡ソフトバンクに敗れ、2位千葉ロッテともども2.5ゲーム差となり、オリックスは7年ぶりの首位ターンが決定した。

【オリックス 7.6〜11戦績】
対 東北楽天
大阪・京セラドーム大阪

7月6日
●オリックス(本田)2-7(則本昂)東北楽天○

7日
●オリックス(田嶋)5-6(田中将)東北楽天○

8日
△オリックス(山崎颯)1-1(岸)東北楽天△

対 福岡ソフトバンク
福岡・PayPayドーム

7月9日
○オリックス(山本)8-0(武田)福岡ソフトバンク●

10日
●オリックス(山崎福)1-3(マルティネス)福岡ソフトバンク○

11日
●オリックス(宮城)4-7(和田)福岡ソフトバンク○

※(カッコ)内は先発投手。
※85試合41勝33敗11分の首位。2位の千葉ロッテと2.5ゲーム差。

 楽天戦は先発が裏ローテに入るため、山岡泰輔の肘の関節炎による離脱、増井浩俊の不調による再調整があったことから、2戦目の田嶋大樹以外は固定されていない。先発投手に不安を抱えながら臨んだ3連戦だったが、オリックスは初戦に高卒4年目の本田仁海を先発させたが、5回を投げ、被安打5、失点2というまずまずの内容でマウンドを降りると、本田は「マウンドに上がる前までは緊張もありましたが、マウンドに上がってからは楽しむことが出来ました。無駄な四球や、高めに浮いて打たれてしまったところは反省しなければいけませんが、スライダーでしっかりとカウントが取れていたり、真っすぐも低めに投げ切った時は抑えることが出来ていたので、そういった部分は次につながる収穫だと思います」と手ごたえを口にしている。試合は同点の9回に登板した守護神の平野佳寿とK-鈴木がまさかの5失点で勝ち越されて負けてしまう。

 第2戦は田嶋大樹が7回を無失点の好投を見せて、「序盤は自分の力以上の力を出そうとして、制球が乱れてしまったところもありましたが、回を追うごとに自分の力感で投げることが出来ていましたし、それがこういったいいピッチングにつながってくれてよかったです」と語っていたが、この日は4点リードの9回に張奕が4失点で同点に追いつかれると、漆原大晟が逆転を許し悪夢のような連夜の悲劇。これには、中嶋監督も「整理がつかない」と思わず口にした。3戦目は山本由伸と同期、高卒5年目の山崎颯一郎がプロ初先発。颯一郎はテンポ良いピッチングで、5回を81球、3安打、無失点の好投でマウンドを降りるが、次の回、村西良太が先頭の浅村栄斗に一発を打たれ、颯一郎のプロ初勝利を消すと、そのまま引き分けに。オリックスにとってはかなり勿体ない3連戦になってしまった。中嶋監督は「打つ方と守る方のバランスがあまり良くなかった」とコメントしている。

 移動日なしで福岡に移動した福岡ソフトバンク3連戦だが、初戦はエース山本由伸の好投に打線が爆発し快勝。2戦目は山崎福也が好投も打線が苦手なマルティネスを打ち崩せず。3戦目は宮城大弥が「全体的にボールが高めに浮いてしまっていたと思いますし、その分、打ち取ったと思った打球でも、ヒットになってしまっていたと思います。味方が点を取って勝ち越してくれていただけに、リードを守れず申し訳ないです」と珍しく不調で、同点の場面で登板したヒギンスが捕まり、2カード連続の負け越しに終わった。

 13日は釧路、14日は帯広で北海道日本ハムとデーゲーム2連戦がオールスター&オリンピックブレイク前に組まれている。ここで勝って後半戦に突入したいところ。中継ぎ陣では休養明けの澤田圭佑が好調。ファームからルーキーのアンダースロー中川颯も上がってきた。若い選手には北の大地で大いに飛躍してもらいたい。13日は再調整を終えたベテランの増井、14日は田嶋で連勝を狙う。

(どら増田 / 写真・長津耀月)

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