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橋下徹氏がPCR検査拡大に反対する理由は? 矛盾を指摘する声も

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橋下徹氏

 元大阪府知事で元大阪市長の橋下徹氏は、新型コロナウイルス対策で、一貫してPCR検査の拡大に反対のスタンスを取っている。

 6月20日放送の『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)では、ウガンダの五輪代表団の一人がPCR検査でコロナ陽性と判定が出たが、その前の検査では陰性だったことに、「何回も検査しなければできない。むやみに検査拡大を言っていた人は反省すべき」といったコメントを行った。これには、ネット上で「言っていることが無茶苦茶では」「さすがに無理がある」といった非難が殺到している。

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 橋下氏は昨年3月に、37度3分の発熱を訴え自宅で療養。PCR検査を受け、陰性の判定を受けて仕事に復帰している。この時期は、PCR検査数が少なく、著しい症状の出ていない橋下氏が検査を受けられたのは「特例なのでは?」といった批判を受けていた。さらに、検査を受けたにも関わらずPCR検査を否定するかのようなスタンスに、ネット上では「言っていることが矛盾しているのでは」といったツッコミもある。

 そもそも、橋下氏は、無症状の人や、一応の安心を得るためにPCR検査を受けたいといった人が病院に殺到することで、医療体制を圧迫してしまう懸念があると考えているのだろう。これはコロナに限ったことではなく、橋下氏がかねてより訴える医療費の削減の主張にも共通するものだろう。

 橋下氏は、発熱から体調が回復した2020年4月3日には「僕が今更言うのもおかしいところですが、大阪府知事時代、大阪市長時代に徹底的な改革を断行し、有事の今、現場を疲弊させているところがあると思います。保健所、府立市立病院など。そこは、お手数をおかけしますが見直しをよろしくお願いします」ともツイートしている。こちらにも「あなたが病院や保健所、職員を削ってきたことで、今の大阪の惨状があります」「いま大阪で起きてることは『お手数をおかけします』で済む程度のこと?」といった批判を集めてしまった。

 言わば、大阪に限ってはPCR検査拡大をしようにもできない状況を橋下氏が作り出してしまったとも言える。そのため、PCR検査を巡る橋下氏の発言は批判を集めやすく、ブーメラン指摘も受けやすいのかもしれない。

記事内の引用について
橋下徹氏のツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo/

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