問題となっているのは、「1-2」とヤクルト1点ビハインドで迎えた7回表の続投策。高津監督は前の回に先発・金久保優斗に代え2番手・梅野雄吾をマウンドに送り込み、梅野は三者凡退に抑える。高津監督は7回も梅野を回またぎで続投させた。
しかし、梅野は四球、ヒットで1死一、二塁とピンチを招くと、ここで打席の平沼翔太にタイムリーを浴び1失点。これを受けた高津監督は梅野に代え3番手・坂本光士郎を送り込むも、坂本も西川遥輝に犠牲フライを打たれ1失点。この回計2失点を喫したヤクルトは、その後1点しか返せず試合に敗れる結果となった。
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梅野の回またぎが裏目に出た高津監督に対し、ネット上には「近藤(弘樹)とかマクガフがいるのに梅野に無理をさせたせいで負けた」、「今日の負けは梅野の回またぎが全て、高津監督は前の回三者凡退だから調子に乗ったとしか思えない」、「7回に2点取られなかったら引き分けには持ち込めてたかもしれないのに」といった反応が多数寄せられている、
同時に、「回またぎで続投させるなら、せめて先頭の清水(優心)までじゃなかったか?」、「清水以降は苦手の左が続くのになぜ代えなかったのか」、「清水は梅野、それから先はマクガフに任せるという方法じゃダメだったんだろうか」といったコメントも複数見受けられた。
「高津監督が梅野を続投させた7回、ベンチには近藤(防御率0.96)、マクガフ(同1.35)、清水昇(同2.21)とセットアッパーが複数名控えていました。ただ、高津監督は梅野が6回を完璧に抑えたこと、7回時点では1点ビハインドと負けている状況だったことなどを踏まえ、他の中継ぎの温存を狙って梅野を回またぎさせたと思われます。しかしこの回の日本ハムは先頭の清水から先は5名左打者が続く打順だったため、左に弱い(対左被打率.333)梅野の続投に疑問を抱いたファンは多数。また、梅野は清水を抑えた時点で降板させそこからは他の中継ぎ、特に左に強い(同.184)マクガフを登板させるべきだったのではという意見も見られます」(野球ライター)
試合後、高津監督は「ちょっと打てなさすぎ。これだと厳しい」と2得点に終わった打者陣に苦言を呈したことが伝えられている。ただ、一部からは「打者が打てないなら、継投でカバーするのも首脳陣の仕事だろ」との声も挙がっている。
文 / 柴田雅人