来月1日から、東京・渋谷の代々木公園で、パブリックビューイング会場の建設が始まる。大型スクリーンでのライブ中継のほか、展示ブース、飲食物の販売ブースなども設けられるという。また、当初の計画案では3万5千人という大規模な施設になるようだが、人数制限が加えられるらしい。
現在、その工事準備のために、高さ4メートルもしくは高さ8メートル以下の枝を切る作業がすでに始まっており、剪定と建設中止の声が広がっている。
これに対して、ジャーナリストの浜田敬子氏は「枝を剪定することもみんな怒っているが、それ以上にこれだけ人流を抑えなければいけない時に、1日3万人規模のパブリックビューイングをやっても大丈夫なのかという不安の声が高まっている」と解説。
長崎大学大学院教授で、日本ワクチン学会理事の森内浩幸氏も「接種が少しでも進んでいけば、会場の中での感染リスクも下げられるが、(今後も)パブリックビューイングに行く人の接種率はそれほど高くなっていないだろう」として、「そういうリスクを考えながら、やるかどうかを決めざるを得ない」と言及した。
続けて、意見を求められた玉川氏は「屋外でマスクをして、声も出さないで、そんなに密集にならないようなコントロールができるのであれば(可能かもしれない)」と一定の理解を示しつつも、「でも、普通は応援というと『ワーッ!』て言いたくなるじゃないですか」と歓声を上げたくなると語った。
>>玉川徹氏、炎上発言の内閣参与は「大臣を差し置いてずっと喋っていた」面会時の印象を明かす<<
その上で、「でも、『ワーッ!』ってするなって言ったら、そもそものパブリックビューイングの意味がないような気がする」と述べ、「可能、不可能で言えば可能だと思うが、そんな静かなパブリックビューイング意味あるのかな」とみんなが黙って観戦する仕方に、呆れ顔。
この後、浜田氏は休業要請をされている百貨店や映画館について、「(そうした施設が)開いていれば、人が動くからということでお願いして休業してもらっている。パブリックビューイングも、いくら感染対策がしてあっても人が動く」と持論。「いろんなメッセージが矛盾している」と批判していた。