二宮のYouTubeは、ジャニーズ事務所が公認した初のソロチャンネル。今年のジャニーズの「初」といえば、およそ40年間もトップを走り続けてきた近藤真彦の不倫退所だが、二宮の場合はポジティブなニュースだけにファンは安どだ。
近藤はけじめをつけるために自ら去り、これによって“長兄”は最年長の東山紀之にバトンタッチ。そんな東山に二宮は、驚かされたことがある。2010年に公開された映画「大奥」の撮影のために京都を訪れていたときのこと。有名な鍋の専門店に入った。会計時、「東山紀之さんからいただいてるんで(飲食費は)大丈夫です」とスタッフから言われたのだ。
「偶然にもその店は、ヒガシの御用達。時代劇の撮影で何度も来京しており、同じく時代劇の撮影や公演などで後輩が訪れた際に飲み食いできるようにと、『もし後輩が来たら全部俺にツケを回して』と店側に伝えていたのです」(在阪のスポーツ新聞の芸能記者)
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芸能界では、自身が不在の飲食店の精算を先輩が済ませることは少なくない。ジャニーズでは近藤から東山へ、TOKIOの松岡昌宏へ伝承。年末年始のお年玉配布、私物の無料提供ほか、“親から子”に受け継がれているジャニーズ特有のしきたりは多い。
そもそも東山は後輩からの信頼が厚い。V6の坂本昌行は20歳のときに一度ジャニーズをやめて、旅行会社へ就職しているが、夢を諦めきれずに出戻り。東山が自腹で付き人として雇うことで、再入所が認められている。TOKIOが5人だったころは、一軒家が建つほどの金額分をおごっている。
心おきなく話せるようにと、嵐の大野智や二宮を自宅に招いたこともある。その恩があるために二宮は、おととしの11月に元フリーアナウンサーの一般女性との結婚を発表する前に、東山に電話で報告している。中居正広もジャニーズ退所の旨を東山に事前に電話で報告したことを、記者会見の場でものまねしながら発表していた。
ヒガシ政権に切り替わるジャニーズ帝国。同じ“パパジャニ”の先輩として、ニノの指針になりそうだ。
(伊藤由華)