第2話は、人気料理研究家・深瀬瑤子(前田敦子)による幼児虐待事件をイチケイで扱うことに。瑤子は、当時1歳半の長女が泣き止まないことに苛立ち、激しく揺さぶるなどしてケガを負わせたことにより、傷害罪で2年6か月の有罪判決を受けていた。だが、瑤子は判決を不服として控訴。それを受けて、高裁は審理内容を精査し、地裁に差し戻していて――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
第2話では、山崎育三郎演じる検事の井出のある行動に注目が集まっている。
「注目が集まっているのは、事件の重要なカギを握っていると思われる医師の足達(金井勇太)が出張でベルリンに発ってしまうというシーン。まさに空港に向かっていると知ったみちお(竹野内豊)らイチケイメンバーと井出ら検察は車で追いかけますが、渋滞に。イチケイメンバーたちは車を降りて空港までの道を走るも、体力の限界が来て力尽きた――と思ったところに颯爽と現れたのが後から追いかけてきた井出。足達の証言は検察側にとって不利になる可能性が高いにも関わらず、足達を引き留めるために爆走。歩道にいくつか設置されていた柵をハードルに見立て、完璧なフォームで颯爽と飛び越えていました。実は、回り込めば柵を飛ばなくても済んだのにも関わらず、意味なくハードル走を続けていた井出。この様子に、視聴者は『今回一番の見どころだった!』『フォームも完璧なのに無意味で笑った』『ハードル走で声出して笑った』と大興奮だったようです」(ドラマライター)
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また、イチケイのメンバーと検察組の関係性にも反響が寄せられているという。
「法廷モノでは、裁判官と検察は敵同士に描かれることも多いものの、『イチケイ』での両者は仲良し。第2話冒頭と終盤では草野球試合が行われました。冒頭の試合では甲子園出場経験のある井出を避けるため、敬遠を選ぼうとするイチケイチームを検察チームが煽るという大人げない姿も。視聴者に笑いを提供しつつ、キャラ立ちにも繋がるこのシーンに、視聴者からは『なんだかんだ仲いいの癒される』『法廷モノなのに和めるシーンめっちゃ多いな』といった声が集まっています」(同)
事件パートが堅苦しいからこそ、力を抜いて笑えるシーンの多さに視聴者も癒されているようだ。