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橋田壽賀子さん追悼特集で「あってはならない」脚本に苦言? 安田菜津紀氏に「今、それを言うの?」疑問の声

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画像はイメージです

 11日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が、4日に95歳で亡くなった脚本家・橋田壽賀子氏について持論を展開。その内容が物議を醸している。

 番組では「風をよむ」のコーナーで、橋田氏の追悼特集を放送。同氏が脚本を務めた「渡る世間は鬼ばかり」(同)の映像が流れた。

 関口宏は「私も若い頃はお世話になったんですよ。ホントに長いの、セリフが。何でこんなに長いのかって、お聞きしたことがある。『テレビって言うのはね、同じようなことを3回言わないと伝わらないのよ』と言われた」と回想する。そして、「言い方変えて、3回同じようなことをセリフで言わせるんですよ。それに苦労しました」と笑った。

 番組の最後に、関口からコメントを求められた安田氏は「映像にもあったように、おしんって中東でも非常に知名度が高いので、そのイメージで日本の人達って我慢強いんだねって私も言われることがあるんですけれども」と語る。

 続けて、「そのたびに主人公のような女性たちの我慢だったり、自己犠牲の上に家庭や社会が成り立つのは、あってはならないなという風に思ってきたんですね。特に、橋田さんが描いてきた時代と言うのは、今以上に女性たちが家っていうものに縛られる苦しみが非常に深かったと思うので。これからは耐え忍ぶっていうことを、ただ美徳にするんではなくて、多様な家族のあり方を選べる社会を築いてきたいなと思います」とコメントした。

 ​>>“橋田ファミリー”が橋田壽賀子さんに追悼コメント 今後の心配も<<​​​

 この発言に、「その通り、橋田さんの描いてきた世界は女性としては好ましくない」「いいコメントだったと思う」「正論」と称賛の声が上がる。

 しかし、その一方で、「追悼特集でわざわざ世界観を全否定するようなことを言わなくてもいいのでは?」「事実上の全否定だよね」「当時の時代背景などを考慮せずに、ただ今のジェンダー論と照らし合わせて物を語るのはおかしい」「結局、橋田さんの脚本は『おかしい』と言いたかったってこと? 今、それを言うの?」と違和感を訴える声も多かった。

 賛否両論あるが、橋田氏が脚本を担当した『おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』などは人気作品であり、支持する視聴者もたくさんいた。だからこそ、その死を残念に思う声が多いのだが、安田氏は作品を「あってはならない内容」と感じ、追悼特集で訴えることが弔意になると考えたようだ。

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