おしん
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芸能ニュース 2023年01月03日 10時00分
神木隆之介主演の朝ドラは安泰? 男性主人公の過去作、共通点は
福原遥がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』も残り3カ月。3月からは新たに『らんまん』がスタートする。主演は神木隆之介で、物語のモチーフとなるのは植物学者・牧野富太郎だという。朝ドラと言えば女性が主人公というイメージがあるが、男性が主人公の朝ドラも意外とある。その評判は? 1961(昭和36)年4月から始まった第1作目『娘と私』は男性が主人公だった。他にも60年代には男性が単独で主人公を務めた作品は3作あったものの、やはり次第に「朝ドラは女性」というイメージが定着。 >>朝ドラ『舞いあがれ』ヒロインの祖母「見てられない」客への失礼な行動が物議 「いい話」と称賛も<< ヒロイン路線が劇的に変わったきっかけは1983年、朝ドラ31作目の『おしん』。平均視聴率52.6%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)、最高視聴率62.9%と当たりすぎたことから、NHKは男性を主人公にした作品を立て続けに作ったと言われている。 それが、榎木孝明のテレビデビュー作『ロマンス』(84年4〜9月)、大阪の漫才作家・秋田實をモデルにした『心はいつもラムネ色』(84年10月〜85年3月)の2本だ。前者の平均視聴率は39.0%、後者の平均視聴率は40.2%。今と比べれば驚異的な視聴率だが、やはり女性モノからすると見劣りしてしまうのかもしれない。 90年代にも2本、男性がメインの作品があった。1本目が、田中実を主演とする『凛凛と』(90年4〜9月)。だがこれが初回視聴率29.4%と、朝ドラ史上初めて30%台を割り込んでしまう。三国一夫が主演を務めた『走らんか!』(95年10月〜96年3月)には菅野美穂、中江有里も出ていたが、平均視聴率は20.5%と、90年代で最低の視聴率を記録してしまう。 それ以降、朝ドラで男性が主人公になった作品は、玉山鉄二がシャーロット・ケイト・フォックスと夫婦役として共演した『マッサン』(14年9月〜15年3月)まで18年間制作されなかった。だが同作の平均視聴率は21.1%で、過去10年で3番目の好記録となった。 20年には窪田正孝による『エール』もある。妻役に二階堂ふみを据えた同作だが、最終回の平均視聴率は21.8%と、『なつぞら』以来2作ぶりの大台超えを果たしている。こう見ると男性が主人公の作品でも、その相手役のヒロインをきちんと置いて夫婦ものにするとヒットする傾向がありそうだ。神木の『らんまん』で、妻役を務めるのは、15年の『まれ』以来、8年ぶりの出演となる浜辺美波。一体どんな作品になるのか期待したい。
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社会 2021年04月12日 12時20分
橋田壽賀子さん追悼特集で「あってはならない」脚本に苦言? 安田菜津紀氏に「今、それを言うの?」疑問の声
11日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が、4日に95歳で亡くなった脚本家・橋田壽賀子氏について持論を展開。その内容が物議を醸している。 番組では「風をよむ」のコーナーで、橋田氏の追悼特集を放送。同氏が脚本を務めた「渡る世間は鬼ばかり」(同)の映像が流れた。 関口宏は「私も若い頃はお世話になったんですよ。ホントに長いの、セリフが。何でこんなに長いのかって、お聞きしたことがある。『テレビって言うのはね、同じようなことを3回言わないと伝わらないのよ』と言われた」と回想する。そして、「言い方変えて、3回同じようなことをセリフで言わせるんですよ。それに苦労しました」と笑った。 番組の最後に、関口からコメントを求められた安田氏は「映像にもあったように、おしんって中東でも非常に知名度が高いので、そのイメージで日本の人達って我慢強いんだねって私も言われることがあるんですけれども」と語る。 続けて、「そのたびに主人公のような女性たちの我慢だったり、自己犠牲の上に家庭や社会が成り立つのは、あってはならないなという風に思ってきたんですね。特に、橋田さんが描いてきた時代と言うのは、今以上に女性たちが家っていうものに縛られる苦しみが非常に深かったと思うので。これからは耐え忍ぶっていうことを、ただ美徳にするんではなくて、多様な家族のあり方を選べる社会を築いてきたいなと思います」とコメントした。 >>“橋田ファミリー”が橋田壽賀子さんに追悼コメント 今後の心配も<< この発言に、「その通り、橋田さんの描いてきた世界は女性としては好ましくない」「いいコメントだったと思う」「正論」と称賛の声が上がる。 しかし、その一方で、「追悼特集でわざわざ世界観を全否定するようなことを言わなくてもいいのでは?」「事実上の全否定だよね」「当時の時代背景などを考慮せずに、ただ今のジェンダー論と照らし合わせて物を語るのはおかしい」「結局、橋田さんの脚本は『おかしい』と言いたかったってこと? 今、それを言うの?」と違和感を訴える声も多かった。 賛否両論あるが、橋田氏が脚本を担当した『おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』などは人気作品であり、支持する視聴者もたくさんいた。だからこそ、その死を残念に思う声が多いのだが、安田氏は作品を「あってはならない内容」と感じ、追悼特集で訴えることが弔意になると考えたようだ。
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芸能ニュース 2021年04月07日 07時00分
“橋田ファミリー”が橋田壽賀子さんに追悼コメント 今後の心配も
NHK連続テレビ小説「おしん」やTBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり(渡鬼)」などを手がけた脚本家・橋田壽賀子さんが4日午前9時13分、急性リンパ腫のため95歳で死去したことを5日、一般社団法人「橋田文化財団」が発表した。 各メディアが報じたところによると、橋田さんは今年2月下旬、都内の病院に入院し治療に専念。3月中旬に静岡・熱海市内の病院に転院し、今月3日、市内の自宅に戻り、4日午前に静かに息を引き取ったという。 故人の遺志により通夜・告別式は執り行わず、今日5日に荼毘に付された。また、お別れの会なども、遺志に従い行わないとした。 「おしん」や「渡鬼」に出演して公私ともに親交を深めた女優の泉ピン子は橋田さんを看取ったそうで、追悼のコメント。 ピン子は「昨日意識がなくなった時、『ママ』って呼ぶ私の声が聞こえたのか、最後に目を見開いたんです。それが最後でした。クルーズ旅行に行く時、お正月に着ていたお気に入りのドレスと、橋田文化財団を設立した時に作った松竹梅の思い出のドレスを着せて、私がお化粧をしてあげて、旅立ちました」などとした。 >>『渡鬼』、ピン子とえなりの共演がない? ピン子ユーチューバー化より謎の行動も話題<< 「ピン子は橋田さんにとって娘のような存在。それだけに、橋田さんが住んでいる静岡・熱海に移り住んで橋田さんの自宅に頻繁に出入りしていた。そのおかげで、最期も看取ることができたようだ」(芸能記者) ピン子のほか、「渡鬼」に出演していた中田喜子、野村真美、藤田朋子も所属事務所を通して追悼コメント。今後、「渡鬼」の新作が放送されることはなさそうだが、“橋田ファミリー”たちの苦境は変わらないようだ。 「橋田さんの脚本は独特で、あのセリフ回しに慣れてしまうとほかの映像作品の現場では厳しい。それに『渡鬼』のキャラクターは独特でそのイメージが強いので、切り替えることができないファミリーの面々はあまり仕事に恵まれていない」(テレビ局関係者) 天国の橋田さんのためにも、ファミリーの面々には新天地で活躍を見せてほしいものだ。
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