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Koki帯踏み動画騒動への抗議文「恥ずかしい」 父・キムタクがCM出演した「日本和装」社長がバッサリ

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日本和装ホールディングス道面義雄社長

 イタリアの高級ブランド「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のビジュアル動画に批判が集まった。4月2日には西陣織工業組合と博多織工業組合が同ブランドの日本法人に抗議文を送るなど、波紋が広がっている。

 動画には木村拓哉と工藤静香の次女でモデルのKoki,が出演。Koki,が着物の帯を踏みつけ、帯の上に座るなどする動画に「文化を冒とくした」との声が相次ぎ、批判はKoki,にまで飛び火していた。3月末に動画は削除された。

 木村は2016年、和服の販売仲介や着付け教室を運営する『日本和装』のCMに出演しており、着物と無縁ではない。Koki,にも「アイデアに乗ってほしくなかった」「心が痛まなかったのか…」などの批判がネットで見られた。

 木村が『日本和装』のCMに出演していたのはSMAPの解散騒動の真っ最中。日本和装ホールディングス株式会社・道面義雄社長に当時の話や今回の騒動、抗議文に対する意見を聞くことができた。

 木村のCM起用について道面社長は、国民的認知度やスター性を重視したという。加えて「解散騒動にあるSMAPを応援したい」という気持ちもあった。当時、「木村がSMAPの解散を後押ししている」という噂があり批判の声もあったというが、起用を感謝する声も多く、教室に女性の生徒も増えたという。

 その木村の愛娘が巻き込まれた今回の騒動。道面社長はヴァレンティノを擁護しつつ、今回批判が集まったこと、西陣織工業組合と博多織工業組合が抗議文を送付したことを「恥ずかしい」とバッサリ斬った。

 >>Koki,出演のハイブランド動画が炎上 「文化の冒涜」「気分が悪くなった」和服の扱い方が物議<<

 道面社長は動画について、「ヴァレンティノさんには感謝しかいないです。世界有数の高級ブランドのプロモーションビデオの演出に、日本の着物や帯を使っていただけた。衰退産業でもある和装の商品を使っていただいたことが素晴らしいことだと思っています」と、批判が集まったことを残念に思っているという。

 道面社長は、「みなさん“文化”という側面から批判しています。産業として成り立って初めて文化となる。産業として見たときに、日本の映画のオマージュ、帯を使ったということは誇らしく思います」と、産業と文化は分けて考えるべきだと説いた。

 「時代は変わってきていて、帯を使ったテーブルクロスなど様々な製品が生まれ、着物も多様な楽しみ方が増えてきています。プロモーションビデオにとって一番良く見せられる演出だと思ったのであれば、それは冒とくではありません。リスペクトがなければ使用しないと思いますし、冒とくであれば破ったり穴を空けるなどもっとひどい使い方をすると思います」と、ヴァレンティノの作品を評価。

 続けて、「日本の物を世界的ブランドが使ってくれて、本来ならば応援してあげられるような産業にならなければいけないと思います。抗議文を出すなど恥ずかしいことです」と言い切った。

 同社では、話題性や企画に合った著名人をCM起用しているという。今後Koki,の起用もあり得るか問うと「歳を重ねていって、Koki,さんにはぜひ親子出演をしていただきたい。彼女は演者であり何の非もないので頑張っていただきたい」と前向きなコメントを残した。

 道面社長の言うように、批判してつぶしてしまうより、日本文化を広めてもらうべく有名ブランドをうまく活用する方がよかったのかもしれない。

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