そんな岩橋は、休養前に撮影されたドキュメンタリー『RIDE ON TIME』(Netflix)の中で、メンバーへのマジギレ姿を見せたこともあった。それは、ライブ前のリハーサルでのこと。その日、ライブで披露する楽曲の確認がほとんど終わっていたことで、レッスン場の空気が少し緩んでいた。そんな状況に疑問を感じていたのが、体調の悪さを押してリハーサルに参加していた岩橋である。
この時、指導スタッフから「『サマー・ステーション』のAメロ中、Princeが後ろ向いた位置の番号、神宮寺(勇太)と岸(優太)がね、合ってないんだよね」と指摘を受けると、神宮寺は右手を上げながら、「俺が外し過ぎました〜!」とおちゃらけた態度で反応。これを見た岩橋は、神宮寺に振りのアドバイスをした後に「ホントに聞いとけよ!」と声を荒らげたのである。この突然の怒りに神宮寺が「俺?」と驚いていると、岩橋はさらに「人の話聞いとけよ!」「絶対、ふざけんなよ?」と指を差しながら怒りを爆発させた。その後、2人は言い合いとなり、お互いが胸ぐらを掴み合う一触即発の事態に発展。そのため、周囲にいたスタッフやメンバーが、2人の喧嘩を止めることとなった。
>>【有名人マジギレ事件簿】曲がった事が大嫌い?水川あさみが迷惑おばちゃんに激怒!<<
その後、冷静さを取り戻した岩橋は、神宮寺に「1人で、ずっと違うことやっててさ、俺が“ここだよ”って言ってんのに、それも聞かないでさ。でも神宮寺はずっと理解してないままさ、ヘラヘラしてさ。そういうことが最近、すごいずっとあんの。我慢してたの。カッとなりすぎたのは俺が悪いけど、そういうところもしっかりメンバーだったらちゃんとやろう」と激怒した理由と反省を口にした。一方、神宮寺も1人になった後、「それを言えるのは僕にしかないから。玄樹は玄樹で、考え込んじゃう人なんで。その考えてたストレスとかも溜まってたのかな、とも思いますね」と岩橋の抱える苦悩を理解した上で、気持ちを受け止めたことを明かしている。
そんな2人はほぼ同時期にジャニーズ事務所に入所し、まるで兄弟のような間柄だと言われている。インタビューで岩橋は「逃げられないような立場だったり、もうどうしていいのかわからなくなると、自分の感情のコントロールがわからなくなって。それを唯一知っているのが神宮寺だけなんですよ。彼にも助けてもらったこともあったし」と語っており、神宮寺を信頼しているからこそ、正直な気持ちをぶつけることができたのかもしれない。