さらに近年は、お笑い芸人よりも、カルチャー情報系番組の『週末ノオト』(TBSラジオ)でのラジオパーソナリティーや、『ひるおび!』(TBS系)でのコメンテーター、さらにはエッセイ執筆など、文化人としての活動に重きが置かれている。彼女はどのような変化を遂げてきたのだろうか。
「バービーは、2013年ごろから肉食系女子キャラが目立つようになります。それまでの女芸人によく見られた、見た目や体型のイジりなどをされる受け身の姿勢から一転、むしろ恋愛に積極的な姿もアピールするようになりました。海外旅行先で、ワンナイトの相手を探したり、ハーフ芸人のアントニーを六本木で逆ナンしたエピソードなどはよく知られていますね」(芸能ライター)
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そんな肉食系女芸人として知名度を上げたバービーが、文化人化するきっかけとなったのが読書家としての一面だ。
「彼女は、もともと大学でインド哲学を専攻し、スピリチュアルなものへの関心が強くりました。そうした部分は知られていたのですが、テレビで彼女の自宅の本棚が映されたところ、そこにフェミニズムの本を並んでいたのを、コラムニストの武田砂鉄氏が注目しツイートし話題に。さらに、武田氏のラジオへもゲスト出演。それが、のちのパーソナリティ起用のきっかけの一つとなったと言われています」(前出・同)
ネットやラジオといった場所からバービーの新たな魅力が発見されたのは、今の時代らしいエピソードと言える。さらにそれは、お仕着せのキャラクターではなく、読書を始め自身の経験から出てきたものである点も注目だろう。バービーはこれからも特異な立ち位置をキープして行きそうだ。