中居は後輩の面倒見がいいことで知られるが、ウエンツのことも高く評価している。バラエティ番組での対応力が抜群のため、共演者として委ねられるからだ。ウエンツが演技を学ぶために18年10月に渡英した際は、爆笑問題・田中裕二、劇団ひとりを集めて壮行会を開いた。ロンドンでも和の心をまとえるようにと、甚平を餞別としてささげた。それが、現地でバズったという。
「甚平を着て近所に買い物に行ったら、人の視線を感じたそう。すると、『サムライ!サムライ!』と声をかけられた。愛想よく接していると、そのなかに業界関係者がいて、のちにMCの仕事をもらえたそうです」(実話誌のフリーライター)
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外国人が着物を着ているというミスマッチな組み合わせが起用理由か。中居のキモチがビッグビジネスにつながった格好だ。
中居は、ウエンツの岐路でしょっちゅう登場する。留学発表する2日前にはダウンタウンの松本人志と呼び出され、事前報告されている。15年までWaTで相棒だった小池徹平にはその翌日に伝える予定だった。ところが、宴席でベロベロに酔った中居が「(今)電話しろ」と迫った。ウエンツは電話をかけたフリをして逃げようとしたが、「ケータイ見せろ」「ほんとに(メールを)打ったんか?」と迫られ続けたため、観念して電話をかけた。ラッキーなことに不在。しかし、わずか2秒後にコールバックがあり、しらふの小池と酔った3人が対話。あきれた小池が電話を切り、すぐにウエンツがかけ直し。翌日に会った。
WaTの解散報道が出た直後には2人でロケをする仕事があり、「また2人で歌うことあんの?」と中居が聞いた。ウエンツが「個々にやりたいことがあるので、それが済んだらまたやろうと思います」と答えると、中居は「もう1回歌う気があるなら解散するな」と怒気を含めて叱った。翌16年にSMAPが解散。中居なりに思うことがあったのかもしれない。
ウエンツは「火曜サプライズ」最終回で、2LDKの家を25年ローンで購入したことを告白した。ローン返済のためにも、冠番組を抱える中居とは“密なるカンケイ”をキープしたいか……。
(伊藤由華)