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『石橋、薪を焚べる』終了へ、評判良くても短命なのはフジテレビ深夜番組の宿命?ファンは終わりを予感?

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石橋貴明

 とんねるず石橋貴明の冠番組『石橋、薪を焚べる』(フジテレビ系)が3月23日深夜の放送で終了した。ゲストとじっくりと語り合う番組としてコアなファンを獲得していただけに終了を惜しむ声も多い。だが、これはフジテレビの深夜番組では一つのパターンと言える。

 「フジテレビの深夜番組の位置づけは、基本的にはゴールデン予備軍です。深夜に放送し好評な場合はゴールデンタイムに進出します。『はねるのトびら』『ピカルの定理』などはよく知られていますし、やらせ問題で打ち切られた『ほこ×たて』や、一時期大ブームを巻き起こした『トリビアの泉』も深夜枠スタートでした。これらの番組の放送期間は半年から一年半ほど。その後ゴールデンへ進出しています(業界関係者)

 しかし、石橋の番組はゴールデンの『とんねるずのみなさんのおかげでした』から、深夜23時台の『石橋貴明のたいむとんねる』、さらに深い1時台の『石橋、薪を焚べる』と放送時間が逆行していた。そもそもゴールデン進出を前提としていない時点で、打ち切りは時間の問題かもしれない。

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 こうした石橋の番組としては、フリーアナウンサーの古舘伊知郎とタッグを組んだトーク番組『第四学区』がある。1999年放送の第1シリーズは半年。翌2000年に第2シリーズとして半年間放送された。どれほど人気があっても、ダラダラ続けず半年もしくは一年単位で変わっていくのが、フジテレビの深夜番組の特徴だと言える。

 「薪を焚べる」には、当初はカンニング竹山や、博多華丸、ナインティナインの岡村隆史など後輩芸人を招き、若手時代の苦労話をしていたが、昨年10月以降は、実業家や職人、スポーツ関係者などを招いた内容にシフトして行く。いわゆる“テコ入れ”の一形態だろうが、『たいむとんねる』がグルメネタを取り入れたような露骨な内容ではなかった。むしろ石橋が会いたい人、話したい人を呼んでいたようにも見える。

 最終回が石橋が“師匠”と呼ぶ作家の伊集院静氏だったため、「伊集院さん来た時点で終わりかなと思っていたけどやっぱりか」といった声が聞かれた。ファンは番組の終わりを予感していたと言えるだろう。

 このほか、ネット上では「石橋とその道のプロ同士の語りが深みがあって良かった」「テレビで見たい番組が無くなった。地上波はクイズ番組と衝撃映像ばっかり」「テロップ、SE、ワイプ、音楽が無い、民放とは思えない番組作りが心地良かった」といった終了を惜しむ声も聞かれた。

 「薪を焚べる」は言わば、現在のテレビ番組のあり方や作り方に対して、真逆の姿勢を示したと言える。これはYouTubeチャンネルで地上波で出来ない暴れぶりを発揮している、石橋からのテレビ業界に対する、もう一つのメッセージと言えるかもしれない。

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