舛添氏は「都知事に就任した私は、巨額の競技施設建設費に仰天した。そこで、各地の既存施設を活用して経費削減を図る方針を決め、組織委の森会長に他県知事や反対する各競技のNFを説得してもらった」とツイート。
2020年の東京オリンピックは、舛添氏の前任知事の猪瀬直樹氏の時代に誘致に成功。舛添氏は猪瀬氏の後を継ぎ、実務を担ったわけだが、その当時の予算を巡る問題解決に森会長の尽力があったようだ。
舛添氏は別ツイートで、「各競技のNF(国内連盟)は、東京五輪を利用して豪華な施設を獲得しようとした。競技施設建設費を削減する方針の都知事の私にNFは猛抗議だ。都知事の私は『カネは天から降ってこない』とはねつけた。その勝手なNFを抑えてくれたのは森会長だ」とその後の経緯も具体的に説明している。
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そのため、舛添氏は森会長には好印象を持っているようで、「人物を評価するときは長所も短所も総合的に見るべきである」とツイートを締めた。これには、ネット上で「その意見には賛成です」「見直しました」と共感の声がある一方で、「そもそも、それを抑えるのがあなたの仕事だったのでは?」「そもそも森会長のあの発言はそれだけで一発アウトというような内容なので、総合的に見て擁護するというような論調は通用しません」といった否定的な声も聞かれた。舛添氏のスタンスを「身内擁護」と見る声も多いようだ。
舛添氏は9日深夜のツイートでは「私は森会長の発言の批判もするし、東京五輪への彼の貢献も評価する」と改めて立場を明確にしており、強い意思を持って発言していると言えるだろう。
記事内の引用について
舛添要一氏のツイッターより https://twitter.com/MasuzoeYoichi