IOC(国際オリンピック委員会)やJOC(日本オリンピック委員会)などスポーツ界と信頼関係を築いているという森会長だが、毎日新聞の取材によれば、もともと会長職に未練はなく、一度は辞任する腹を決めたものの、武藤敏郎事務総長らからの強い説得で思いとどまったという。
そんな森会長について、良純は「森さんの発言自体は今の時代に即してない」「責任ある方が言う言葉ではない」と非難しつつも、「ただ僕は、何か1つのことがあった時に、不寛容と言うか、なんにも許さない(世の中はどうなのか)」と最近の風潮にクギを刺した。
続けて、彼は「人はトラブルやミスをするけれども、それを助け合って乗り越えていく部分があまりにもなくなりつつあることは、森さんのことに限らず危惧している」と主張。また、「“老害”と言う言葉がネットでは出ているが、経験者の知恵っていうのがあることも事実」「不寛容な時代というのは怖い」と森会長への風当たりについて私見を展開した。
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だが、良純の考えに同局局員・玉川徹氏は「寛容、不寛容という話じゃないと思う。話が違う」と猛反論。そんな同氏の天敵で対立関係にあるはずの弁護士・山口真由氏も共感し、「努力しなきゃ、もっと頑張らなきゃって一生懸命頑張ってきたのに、『女が入る会は長い』と言われちゃうのはすごく悔しい」と徐々に涙声に。目に涙を浮かべながら社会の現実を切々と語っていた。
このような玉川氏と山口氏の訴えを神妙に聞いていた孤立無援の良純だったが、SNS上では「良純、森を庇おうとして豪快にスベる」「良純さん、森さん自身が不寛容なんだよ」「差別に寛容であれとか頭沸いてんのか」「オマエもお仲間か」と非難が集中。
兄で自民党元幹事長の石原伸晃議員が新型コロナに感染した際、無症状で入院したことが物議を醸したが、ネットでは「良純の森擁護は『伸晃も許せ』の意か」という言葉も寄せられている。