同志社芸人のトップランナーと言えるのが、メイプル超合金のカズレーザーだろう。頭の回転の良さには定評があり、クイズ番組で活躍するほか、『情報プレゼンターとくダネ!』(フジテレビ系)ではスペシャルキャスターを務めている。在学中は喜劇研究会に所属した。さらば青春の光の東ブクロとコンビを組み活動。当時から赤ずくめの格好だったようだ。
カズレーザーの元相方の東ブクロと言えば、昨年『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の、知り合った女性が芸人の妻のハニートラップ企画で見せたクズ発言も、悪い意味に話題に。同志社OB芸人としての評価は、カズレーザーに比すれば低いと言えるかもしれない。
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お笑い第7世代のトップランナーと言える霜降り明星の粗品も、同志社大学在学中からピン芸人として活躍していたが、さらに高みをめざすため、別の大学に通っていたせいやを誘いコンビを結成。この時「お笑い1本に絞り退路を断つ」べく、大学を中退している。
『M-1グランプリ2020』(朝日放送制作・テレビ朝日系)に2年連続決勝進出を果たしたニューヨークのツッコミ、屋敷裕政も同志社出身だ。一歩引いた意地悪な視点から「イタい人間」にツッコミを入れる芸風は、大学時代に培われたものだろう。昨年にコンビのYouTubeチャンネルで公開した長編ドキュメンタリー映画「ザ・エレクトリカルパレーズ」も大きな話題になった。
このほか清水圭や、レイザーラモンHGも同志社出身だ。特に、清水が活動を始めた80年代半ばは大卒の芸人自体がかなり珍しかった。
コテコテの関西ノリとも一線を画する、同志社大学芸人にこれから注目が集まって行きそうだ。