「今もっともインスタ映えする芸人、ひょっこりはん。彼は、2浪して早稲田大学人間科学部に入学・卒業したインテリ芸人なんです。在学時は『早稲田大学お笑い工房LUDO』というサークルに入部していて、その後、東京NSC(所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーが運営するタレント養成所)に入学。お笑いの基礎をしっかり学んでいるのです」(テレビ誌ライター)。
NSC卒業後は、現在は構成作家の南部幸一さんとコンビ・ダイキリを結成。トロフィーズに改名後、解散してからのおよそ2年は、今の芸風だ。
早稲田卒といえば、男女コンビでガチのカップルでもあるにゃんこスター・アンゴラ村長。ひょっこりはんとは7歳の年齢差があるため、一緒に活動したことはないだろうが、同じ“LUDO”出身だ。
彼女の場合はワタナベエンターテインメントが運営するコメディスクールで芸人の基礎を学んだ。女性コンビ、ピン芸人、ナベプロ所属、フリー転向などを繰り返した。現在の相方であるスーパー3助と交際、芸人として再スタートを切ると、『キングオブコント2017』で準優勝。古巣にリターン所属した。
早稲田のお笑いサークルといえば、ひと昔前は『WAGE』だった。Waseda Academic Gag Essenceの頭文字を取ったもので、実に多くの芸人を輩出している。そのトップランナーはなんといっても、小島よしお。短パン姿で拳を地に振り下ろす「そんなの関係ねぇ!」の持ちギャグで巨万の富を手にして、嵐が去った今は、子どもを対象とした体操ほか、芸の幅を広げて生き延びている。
その小島の紹介によって、同じサンミュージックにかもめんたる(岩崎う大&槙尾ユースケ)が所属。『キングオブコント2013』の王者だ。その翌年に『歌ネタ王決定戦2014』で優勝したピン芸人・手賀沼ジュンも、小島のコネで所属芸人になっている。そして、『世にも奇妙な物語』シリーズほか多くの大ヒット番組を手がける脚本家・森ハヤシを加えた5人が、サークル名をそのままコントグループ名にしたWAGEの元メンバー。かつては、大手芸能プロのアミューズに所属していた。
意外と多い早稲田芸人。“第二のひょっこりはん”が生まれるのも時間の問題か……。