酒井は2009年に覚せい剤事件で有罪判決を受け、執行猶予明けの2012年に舞台で女優復帰。同作は復帰後初の映画作品となり、映画主演は08年の裁判員制度PR用映画「審理」以来13年ぶりとなった。
映画は14年に撮影され、当初は15年に公開予定だったが、製作会社が倒産。お蔵入りの危機に直面したが、トラブルを乗り越えて公開されることになった。
「製作会社が倒産した影響もあって、酒井と共演した柄本明、西岡徳馬らにはいまだにギャラが未払い。そのため、1人でも多く集客したいところだが、不思議なことに一切宣伝活動が行われていない」(映画業界関係者)
>>のりピーの主演映画がお蔵入りせず公開されることになった理由 2014年に製作、2015年公開予定<<
発売中の「週刊新潮」(新潮社)によると、すでに酒井には700万円のギャラが支払われており、その中には宣伝活動での稼働も込み。
ところが、酒井側がコロナ下での公開をあまり良く思っておらず、昨年8月ごろ、製作陣が公開時期を所属事務所に伝えたところ、「なぜこのタイミングなのか」と不満そうだったという。
さらに、酒井は一時期、住居などの面倒をみてもらっていた、亡くなったスポンサーの息子に民事訴訟を起こされ、またまた被告になっていたのだとか。映画が注目を浴びることで、裁判が報道され事件が蒸し返されることを避けたかったのでは、との見方もあるようだ。
「今回、PR活動をしていればメディアも映画を大々的に取り上げてくれたはずで、せっかくのチャンスを逃すことになってしまった。酒井はやることがないのか、すっかり筋トレにハマっているという情報もあるが、それなら、オンラインでもいいからPR活動を行うべきだった」(芸能記者)
PR活動を行わなかった結果、どのぐらい集客できるかが注目される。