「R-1」は今年よりエントリー資格が芸歴10年位内に変更された。番組を刷新するにあたり、フレッシュな霜降りが起用されたのだろう。さらに、粗品は2019年の大会では優勝している。
だがこの人選に、ネット上では賛否両論が巻き起こっている。「霜降り明星の単独司会楽しみ」「会場を明るくして欲しい」といった期待の声がある一方で、「バラエティ色が強くなって大会のガチンコ度が下がりそう」「霜降りはまだ“若手”。やっぱりベテランにやって欲しい」といった声が聞かれる。
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「R-1」は『M-1グランプリ』(朝日放送制作・テレビ朝日系)に比べれば、知名度がイマイチだ。お笑い第7世代を牽引する霜降りの起用は、大会の注目度を上げるには妥当な選択とも言えるだろう。
ただ、ネット上では、2019年まで司会を務めた雨上がり決死隊(宮迫博之・蛍原徹)の継続出演を望む声もある。昨年は蛍原徹と粗品のW司会だったが、宮迫の戻ってくる場を残すためにも「やっぱり蛍ちゃんでしょ」といった声が見られた。このほか、千鳥やサンドウィッチマンなどの安定の中堅芸人の名前も並んだ。
ピン芸人の日本一を決める大会の趣旨から、「やはり司会はベテランのピン芸人がやって欲しい」といった声も聞かれた。真っ先に浮かぶのは今田耕司だが、彼はすでに「M-1」の人だ。そのため東野幸治や、バカリズムの名前が挙がっていた。ただ、バカリズムは「R-1」決勝進出は果たしているものの優勝経験はない。そのため、最適の人材というわけにはいかなさそうだ。「霜降りの他に人材がいないっていうのもありそう」といったお笑い業界の現状を分析する声も聞かれた。
今年の「R-1」は大幅なリニューアルを行い初の大会となるだけに、その運営や演出については、いつも以上に注目を集めそうだ。