事の発端となったのは、今年4月に施行された「改正健康増進法」。受動喫煙の対策を強化したもので、学校や病院、行政機関などが敷地内全面禁煙に。さらに、飲食店やホテル・旅館なども原則屋内禁煙となっていた。
一方、例外となるのはシガーバーやたばこ販売店などの喫煙目的店。「たばこの対面販売をしている」「主食として認められる食事を提供していない」といった要件を満たした場合、「喫煙目的施設」として法に違反しないことになる。
そんな中、松沢議員は11月29日に自身のユーチューブチャンネルに「法改正後もタバコを吸えるカフェがあった!? 喫煙目的店に潜入だ!」という動画をアップ。都内のカフェの前で撮影スタートしたその動画の中で松沢議員は、「受動喫煙防止の法律ができたのにも関わらず、このお店は『喫煙目的店』という理由をつけて店内で喫煙させている。これでは受動喫煙防止に繋がりません!」と訴えていた。
その後、松沢議員は店内でもカメラを回し、至る所で喫煙が行われている様子を撮影。カフェでは主食とされるパスタやリゾットなどが提供されており、松沢議員は「どう見ても法律違反」と指摘していた。
さらに、松沢議員は今月6日にも同じように都内の居酒屋に潜入し、たばこが吸える状態を確認。今月22日にも、都内の喫茶店に入り、自由に喫煙が行われている様子を動画にし、さらに店内ではたばこも買えると紹介、店名も晒した。しかし、「法の趣旨を逸脱した違法行為がまかり通っている」と断罪していた。
>>立憲・枝野代表、喫煙禁止の場で喫煙し「徹底されていなかった」“言い訳”に百田氏は「恥ずかしいな」<<
この喫茶店について松沢議員は同日にツイッターで、「この店は、法規制にはギリギリ違反していないかもしれないが、法の趣旨に反している」と改めて強調していたが、松沢議員の元には、「規制に違反してないなら政治家が晒し上げるのはどうかと思う」「違反していない店を晒し上げるのはリンチではないですか?」「世間に晒して見せしめのように吊し上げるのではなく、店舗に直接、厳重注意などして改善させることに最大限務めるべきはないでしょうか」といった批判的な声が多く集まっている。
一方的に店名を晒す行為に、多くの国民が違和感を抱いている。
記事内の引用について
松沢成文公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCqvKn4lXwqYBWhsDc2MjoVw?pbjreload=102
松沢成文公式ツイッターより https://twitter.com/matsuzawaoffice