昨日17日、北海道は新型コロナの感染拡大を受け、道独自に定めた「警戒ステージ」を札幌市内に限り「3」から「4」に引き上げた。鈴木直道知事は感染リスクを回避できない場合、同市内を対象に不要不急の外出や他の地域との往来を今月27日まで自粛するよう要請したという。ただ、Go Toキャンペーン除外については除外しないことを明らかにしている。
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この対応について、玉川氏は「北海道の中にいる人、特に札幌にいる人に関しては外に出ないでくださいと言っているにもかかわらず、Go Toと言うのは、札幌以外から来る人に関しては来てくださいという政策じゃないですか」と切り出し、「矛盾しているんですよね」とキッパリ。さらに、「北海道にいる人は、その矛盾をすごく感じてると思いますよ」と主張した。
続けて、同じくGo Toについて、「国民の血税を使って 旅行に行ってくれという政策」と述べつつ、「それがふさわしくなくなったらやめるというのがいいと思う」と持論。
さらにこの前に、コメンテーターの浜田敬子氏が「(Go To)政策を中断するとなったら補償の問題が生じる。だが、財源も厳しい中、それもできないという事情があるのかもわからない」と語ったことを受けて、「さっき浜田さんがおっしゃったように、やめたくない理由が何かあるんでしょうね」と論じた。
これに関して、SNS上では意見が分かれた。「札幌市民ですが、確かにコロナだけを考えると矛盾してると思います」「本当にそう、地元は外出自粛で外からはウェルカムって矛盾だらけ」と共感する者もいれば、「矛盾しているのではなくて、感染拡大抑制と経済のテコ入れを“同時にやらなければならない”のだと思います」といった反対意見も。
さらには「ワイドショー自身ね、Go Toに対して批判的な意見を流した上で、Go Toを用いたお得情報を流す。これだって矛盾しているよ」と鋭い指摘もあれば、玉川氏自身が、温泉旅行していることについてツッコむユーザーもいた。
今回、番組が東京の旅行会社を取材すると、例年だとこの時期北海道旅行の予約は100件ほど入るが、現在は1件しか入っていないという回答が返ってきたという。コロナと経済、どちらも命に関わるだけにそのバランスが難しいのだが…