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DeNA、遂に10連敗…深刻な「ナゴヤドームアレルギー」を最終戦で払拭を

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鬼門のナゴヤドーム

 先月の23日からの本拠地・横浜スタジアムでの9連戦を6勝2敗1引き分けと、4つの勝ち越し。11月1日時点で貯金1で3位ドラゴンズとのゲーム差も0.5まで迫り、優勝の可能性が消えた際、ラミレス監督がターゲットとした「プランBの2位」の座を狙い、名古屋に乗り込んだベイスターズ。

 しかし、8連敗中の“鬼門”ナゴヤドームで、またしても勢いを止められた。初戦は今やエース級の働きを見せている大貫晋一が先発するも、味方エラーも響き、持ち前の粘りのピッチングが不発。昇格した伊藤裕季也の猛打賞や、ゴールデンルーキーの森敬斗のヒットなど、若手の躍動も感じられたものの勝利には結び付かなかった。2戦目はルーキー左腕・坂本祐哉が4回に一気に4点を失いKOされるも、5回にネフタリ・ソトのソロ、6回にホセ・ロペスの3ランで同点に追いつく。しかし8回に、10月から15登板とフル回転のルーキー・伊勢大夢が高橋周平に痛恨の一発をレフトスタンドへ叩き込まれ、悔しい連敗を喫した。

 ナゴヤドームでは、ドラゴンズ投手陣に抑え込まれ、深刻な得点力不足で負け続けていた。しかしこの連戦は、初戦は5点、次戦は4点と打線は奮起したが、今まで踏ん張っていた大貫、リリーバーのスペンサー・パットン、伊勢が打たれるという、投打の歯車が噛み合わない歯痒い状況に陥っているものだった。

 この連敗で、今シーズンのナゴヤドームでは1勝10敗で、勝利したのは初戦の7月14日のみ。ドラゴンズとの対戦成績は9勝14敗なので、“ドラゴンズアレルギー”では無く、“ナゴヤドームアレルギー”と考えるのが普通だろう。何しろ名古屋での借金9との現実が、苦しい今シーズンの元凶と言っても過言では無い。

 泣いても笑っても今日、今シーズンナゴヤドームでの最終戦が待っている。3日は祝日ということもあり、横浜や首都圏から多くのベイスターズファンがレフトスタンドを埋めていた。残ったファンと地元ファンのため、そして来シーズンに嫌な意識を引き摺らない為にも、最後はスカッと勝利をモノにしたい。

 取材・写真・文 /  萩原孝弘

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