アメリカ・ユタ州に住む20歳の大学生の男性が、ハンバーガーを食べている時に蜂に舌を刺され、その様子を自身のTIkTokに投稿して話題になっていると、海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『THE Sun』が10月6日に報じた。
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報道によると、男性はハンバーグを焼いてパンに挟み、ハンバーガーを作ったという。男性は自分で作ったハンバーガーを食べたが、ハンバーガーの中に蜂が入り込んでいたことを知らずにハンバーガーを食べた。男性はハンバーガーに一口かぶりついた時、舌に激しい痛みを感じた。男性が鏡で舌を見ると、口の中に蜂がいて、蜂の針が舌に刺さっていたという。
男性は針を自力で抜いたが、『THE Sun』によると、男性の舌は腫れ上がり、舌を自力で口の中に戻すことができないほど大きく腫れたそうだ。男性は自撮りをして腫れた舌の動画を撮影し、自身のTIkTokに投稿した。『THE Sun』は、男性が投稿した動画の一部を公開しているが、そこには自撮りをし、舌を見せる男性の姿が映っている。男性の舌は全体的に腫れ、通常の5倍ほどの大きさになっている。動画の中で、男性は「ハンバーガーを食べていたら蜂に舌の左側を刺されたんだ。誰か助けて! どうしたらいいか分からないよ」などと話しているが、舌が腫れ上がっているため、言葉は聞き取りにくい。男性は慌てる様子はなく、時折笑顔を浮かべている。
男性の投稿は拡散され、『Daily Mail Online』によると、530万回再生されたという。なお、男性はその後、病院に行き、翌日には回復したと報告している。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「動画を見たけど、男性の顔が面白くて笑った。コメディを見ているみたい」「男性の腫れている舌は痛そうで見ていられなかった。TikTokに投稿するより、早く病院に行った方がいい」「若い子はなんでもすぐにSNSに投稿したがる。ネタになると思っているのかもしれないが、すぐに病院に行くという冷静な判断力がないのかと心配になる」などの声が挙がっていた。
海外には、体の思わぬ場所に蜂が入り込んでしまった人がほかにもいる。
台湾に住む女性の目の中に、蜂が住み着いていたと、海外ニュースサイト『CNN』が2019年4月に報じた。同記事によると、女性は突然、左目に激しい痛みを感じ、病院を訪れたという。病院で医師が診察すると、女性の目の中に直径3〜4ミリほどのコハナ蜂という種類の蜂が4匹いた。
医師によると、コハナ蜂は花粉を餌にしているほか、水分と塩分も餌にしているため、人間の汗や涙に近寄ってくる可能性があるという。医師はまだ幼虫だったコハナ蜂がなんらかの理由で女性の目に入り込み、女性の目の中で成長したのではないかと推測した。女性の目の中にどれくらいの期間いたのかは分かっていない。
幸い、コハナ蜂は女性の目を刺してはいなかったが、女性の目は細菌性皮膚感染症という感染症を患っていた。医師は女性の目の中から蜂を取り除き、その後、女性の目は回復したそうだ。
日常生活で蜂に出くわすことはあっても、自分の体の中から蜂を見つけることは少ないだろう。とは言え、今回の事例のように可能性はゼロでない限り、異変を感じたらすぐに受診した方が良さそうだ。
記事内の引用について
「It's unbee-lievably swollen! Student shows off his swollen tongue after getting stung by a bee while eating a burger」(Daily Mail Online)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-8809829/Student-records-hilarious-reaction-bee-stings-TONGUE-causing-swell.html
「BEE WARNED Man films his massively swollen tongue after he was stung by a bee while eating a burger」(THE Sun)より
https://www.the-sun.com/news/1590213/swollen-tongue-burger-bee-sting/
「Tiny bees found in woman's eye, feeding off tears」(CNN)より
https://edition.cnn.com/2019/04/10/asia/bees-found-in-taiwanese-womans-eye-scli-intl/index.html