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竹芝エリアと言えば、劇団四季が専用劇場を構えることで知られる。「劇団四季Music & Talk Live」には、同劇団の人気キャストでミュージカル『ライオンキング』シンバ役の山下啓太とラフィキ役の遠藤珠生が登壇した。
山下にとって、竹芝の地は、『ライオンキング』と出会い、初舞台を踏んだ「はじまりの場所」。稽古の合間や本番前に埠頭へ行くこともあり、これからの季節は「風がひんやりして、すごい気持ちいいです」と竹芝への思いを語った。コンディション管理の秘訣を聞かれ、「気にしすぎないこと」と答えると、すかさず遠藤から「ハクナ・マタタ(※スワヒリ語で「どうにかなるさ」の意味)」と絶妙な合いの手も。
最後に、『ライオンキング』劇中曲の「サークル・オブ・ライフ」を遠藤が、「終わりなき夜」を山下が歌い上げると、会場からの拍手とともに、オンラインでも「神!」、「竹芝がサバンナになった」などのコメントが寄せられた。
ソーシャル・ディスタンスに配慮し、リアルとヴァーチャルを融合した「TAKESHIBA Near Future LIVE Supported by blockFM」に登場したのはCrystal KayとTeddyLoid。ゆずやHIKAKIN & SEIKIN、香取慎吾のプロデュースを手がけるTeddyLoidは、オリジナルナンバーを配したDJセットで盛り上げた。
「今日すごく嬉しいのは、久しぶりに人前で歌えること」と話すCrystal Kay。代表曲「Boyfriend -partⅡ-」から、「hard to say」のコンボで会場をノックアウトすると、年内にリリースされるカバーアルバム収録の「歌うたいのバラッド」をしっとりと歌い上げ、「何度でも」をはさんで、ラストは「恋におちたら」でしめくくった。
トークコーナーのテーマは「どんな近未来になってほしいか」。話題は会場ビル内にある田んぼやオンライン試着に広がり、TeddyLoidが「自分の立体映像を実家に送ってヴァーチャル里帰りをしたい」と明かせば、Crystal Kayは「どこでもドアでマチュ・ピチュに行きたい。オーロラの前でライブをしたい」と想像を膨らませていた。
東京ポートシティ竹芝は最先端テクノロジーを活用した都市型スマートビル。同ビルの開業を記念したフェスは、現在の社会情勢を踏まえ、会場とオンラインのどちらでも楽しむことのできるニューノーマルな街びらきイベントとして開催された。