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9月14日に開業する東京ポートシティ竹芝オフィスタワーは、1300か所のIoTセンサーとリアルタイムデータで混雑を回避する最先端のスマートビル。最初に、東急不動産株式会社の岡田正志代表取締役社長から、国家戦略特区の特定事業に採択された竹芝エリアのスマートシティ構想について説明があった。
オフィスビルには、ソフトバンク株式会社の本社も移転する。登壇した同社の宮内謙代表取締役社長・執行役員兼CEOは、ウィズコロナ時代の新しい働き方を実装し、イノベーションを生む基盤としての新オフィスに言及。共創パートナーとしての意気込みを語った。
メッセージVTRでの出演となった小池百合子東京都知事は、羽田空港や伊豆諸島・小笠原につながる竹芝ふ頭へのアクセスに加えて、都立産業貿易センター浜松町館を設置し、国際会議やイベントの開催拠点として国内外からの来訪に期待を寄せた。
都有地を官民連携で整備した今回のプロジェクトでは、浜松町駅と竹芝ふ頭をつなぐ全長200メートルの歩行者デッキにより、竹芝エリアの一体化が促進。武井雅昭港区長は、自律分散型のエネルギーや海上輸送機能を生かした帰宅困難者支援など、地域特性を生かした災害に強いスマートシティをPRした。
また、最先端技術とコンテンツ産業の集積を目指し、コンテンツ企業50社からなるCiP(Contents innovation Program)協議会が発足。オフィスビルには、オールジェンダートイレや祈祷室のほか、併設の竹芝グルメリウムには、各国の料理を楽しめるダイニングやバー、カフェ、コンビニが出店するなど、世界一ビジネスのしやすい環境が実現されている。
最先端のテクノロジーを体験できる場所として、9月18日~20日には、コロナ後のニューノーマルを意識した「スマートシティフェス」も開催される。同フェスには、劇団四季や人気歌手のCrystal Kay、SKY-HIらが出演し、リアルとオンラインを融合したライブ配信を実施する。