<オリックス 9月15日〜20日戦績>
対東北楽天 兵庫・ほっともっとフィールド神戸
9月15日
○オリックス(山本)5-1(辛島)東北楽天●
9月16日
○オリックス(田嶋)2-0(涌井)東北楽天●
9月17日
●オリックス(増井)4-5(松井)東北楽天○
対埼玉西武 大阪・京セラドーム大阪
9月18日
○オリックス(山岡)8-2(ニール)埼玉西武●
9月19日
○オリックス(山崎福)6-3(ノリン)埼玉西武●
9月20日
●オリックス(アルバース)4-5(松本)埼玉西武○
(カッコ)内は先発投手。
80試合27勝48敗5分、首位の福岡ソフトバンクとは18ゲーム差、5位の埼玉西武とは8.5ゲーム差の最下位。
先週は、7回の男こと澤田圭佑が右肘内側側副靭帯の炎症により、ファームから上がってきた西野真弘が左内腹斜筋の筋挫傷で、それぞれ離脱する暗いニュースがあった一方で、中嶋聡監督代行になって、好材料の多い1週間となった。
東北楽天との神戸の3連戦は『がんばろう神戸』25周年を記念して、オリックス・ブルーウェーブのユニフォームを着用して試合を行った。初戦では育成から支配下登録されたばかりの大下誠一郎を一軍に昇格させ、プロ初安打がホームランというドラマを生んだ。初戦はエース山本由伸が好投、2日目は開幕からローテーションを守り続けてきた田嶋大樹がプロ初完封と、それぞれ久々に白星が付いている。山本由伸は防御率も下げており、最優秀防御率の座をキープ。
埼玉西武との京セラ3連戦は、もう一人のエース山岡泰輔が「調子が良くなかった」にも関わらず、打線が奮起し今シーズン初勝利をプレゼント。2戦目は一度ファームでリフレッシュ期間を充てていた山崎福也が、7回を76球、1失点の好投を見せて、このカードも2連勝。3戦目は敗れはしたものの、前日までファームの福岡のタマスタ筑後で試合をしていた宜保翔と太田椋を呼び寄せて、ファームと同じく2番ショート宜保、3番セカンド太田でスタメン出場。太田がレフト5階席に特大アーチを放てば、宜保もタイムリーツーベースでいきなり結果を出す。これに触発されたのかセンターの西浦颯大もスーパーファインプレーとホームランを放つなど、杉本裕太郎も含めて、中嶋監督代行が二軍監督時代に、ファームの本拠地、舞洲で汗を流していた若い力が躍動した1週間にファンは歓喜した。
若い力の台頭に、ベンチスタートだった選手たちの奮起にも期待したい。
(どら増田)