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東映の「英断」に救われた伊勢谷友介容疑者の悪運

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提供:週刊実話

 人気俳優の伊勢谷友介(44)が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。警視庁組織犯罪対策5課によれば、所持していた大麻は1袋、約7.8グラム。だが、自宅には20・3グラムの大麻を所持しており、これは約40回分の使用量だった。

「リビングの机の引き出しに乾燥大麻が入ったチャック付きのビニール袋4袋と、机の上には海外製のタバコの巻紙が約500枚見つかり押収されている。本人も容疑を認めたことで、今後は入手ルートを捜査していく方針です」(捜査関係者)

 このニュースに冷や水をかけられたのが、伊勢谷容疑者と仕事を共にした俳優仲間や映画製作陣だ。10月30日公開の『とんかつDJアゲ太郎』を筆頭に、11月には『十二単を着た悪魔』、来年には佐藤健主演の『るろうに剣心 最終章 The Final』、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開する予定だった。また、来年春には、吉永小百合主演の『いのちの停車場』の公開も控えていたという。

「最近の映画は、各企業からの出資を募って映画を作る“製作委員会”方式が採用されている。結果、コンプライアンスの厳しい会社がNOとなれば、確実に撮り直しになるため、最悪はお蔵入りです。当然、伊勢谷が絡んでいる作品も、お蔵入りの危機が取り沙汰されたんです」(事情通)

 ところが、奇跡が起きた。『いのち―』を製作する東映は会見を開き、早々に伊勢谷容疑者の出演シーンはカットせず、そのまま公開することを発表したのだ。

「東映の動きに賛同しているのが、他の映画製作委員会。撮り直しもお蔵入りもなくなる。それでなくても、コロナ禍で映画界は危機に瀕しているんです」(同)

 皮肉にも、この東映の英断によって救われたのが伊勢谷容疑者本人だった。

「映画の違約金は、合計すると50億円を超えていた。これがなくなったわけです。あとはドラマや学校関係。そちらは、5億円程度ですかね」(芸能プロ関係者)

 なんとも悪運の強い男だ。

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