松任谷は8月28日、ニッポン放送のラジオ番組『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』で、自身と同い年である安倍晋三首相の辞任会見について「テレビでちょうど見ていて泣いちゃった。切なくて」と心境を告白。これに対して白井氏は「荒井由実(松任谷の旧芸名)のまま夭折(ようせつ=若くして死ぬこと)すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだ方がいいと思いますよ。ご本人の名誉のために」などと揶揄。ネット上で物議を醸していた。
あまりの大炎上にすっかり意気消沈したのか、白井氏は、《先日の私のフェイスブック上での発言につきまして、多くのご批判をいただきました。人の生命を軽んじる発言、暴力的な発言であるとのご指摘を受け、自身の発言の不適切さに思い至りました。深く反省をしております》と謝罪。また、松任谷に対しても《松任谷由実氏に、心からお詫びを申し上げます。また、不快な思いをされた多くの皆さまにもお詫びいたします》と頭を下げた。
しかし、謝罪文にもかかわらず、自身の名前の後に“新刊『武器としての「資本論」出しました!”と、自著の宣伝文句が入っていたことで、呆れる声が殺到している。
《本当に心からお詫びしているのか疑わしい。謝罪文に自著の宣伝とかどこまで厚かましいんだよ!》
《謝ってるつもりだろうけど、結果的に新刊の広告になってないですかね? 何考えてんだ》
《実は新刊の宣伝のための炎上商法だなw 反省なんて絶対にしてないと思う》
《謝罪しながら本の宣伝wwww 厚かましいな》
《宣伝を外さないところに知性の限界が見えて草》
《ユーミンに言い掛かりをつけて炎上して、名前を売ったよなあ、白井さん。満足ですか?》
今回の騒動で、白井氏が教鞭をとる京都精華大学には苦情の電話が殺到し、窓口が大混乱したという。その後、学校側から厳重注意を受けたという白井氏だが、今回の謝罪文を見る限り、とりあえず頭を下げてやり過ごそうとしているのは明白だ。
誰でも失言はあるものだが、過ちをきちんと謝罪できないのは、人にモノを教える教員としていかがなものだろうか。