この日は2時間スペシャルで、人気企画の「開かずの金庫」を中心に放送。同企画は持ち主の交代などによって鍵やパスワードがなくなった状態の金庫を専門家と共に開けるもので『ニッポンドリル』では複数回放送されている。
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今回番組は、米どころで有名な新潟県の三条市へ。金庫の持ち主は三条市で長年経営していた米問屋を改造しカフェを経営している人物で「この建物を買った時についてきた金庫で、開けたことがない」という。
残された金庫は中型のものと大型のものの2つ。それぞれ明治時代から昭和初期にかけて作られたもので、持ち前の頑丈さと老朽化によるさびの影響もあり、専門家でも解錠に苦戦するほどだった。
結果、地元の金型製作所の協力を得て新しく鍵を製造するなど大がかりな解錠作業に。ロケも2日がかりとなった。
だが今回の解錠に関して一点、視聴者から疑惑の目が向けられたところがあった。視聴者は開けられた中型の金庫の内側の鍵部分に、ガムテープで補修された箇所があったのではと指摘したのだ。
明治時代から昭和初期にかけて、ガムテープは一般家庭に普及しておらず、仮に本当にガムテープだったとすればつじつまが合わなくなってしまう。
ネットでは「なんで開かずの金庫にガムテープが!?」「最近開けてるってことでは?」「本当にずっと開いてなかったの?」と疑問視する声が相次いだ。
この金庫がいつから「開かずの金庫」になっていたのか、現在の管理人は把握していなかったようだ。ただ、金庫の中からは顧客リストが見つかり、真新しい封筒に入った25年前の家屋調査書類も入っていた。金庫の形式だけが古いだけで、少なくとも二十数年前の平成初期までには、ごく当たり前のように使われていた金庫のようであった。
ガムテープも、25年前に補修したものであると思われ、別にヤラセがあった、というわけではなさそうだ。長時間ロケ&長時間放送であることを考えれば「25年前に一度開いていた」というのは多少がっかりするポイントではあったが……。