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【封印になった映画伝説】映画がきっかけで犯罪が横行?「ジゴマブーム」とは

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 漫画『鬼滅の刃』のヒットで大正時代が今、若い世代から注目されているという。大正時代の文化を知る上で外せないのが「ジゴマ」と呼ばれた映画を発端にした社会現象である。
 「ジゴマ」とはフランスの作家・レオン・サジイが書いた小説で、フランス・パリを舞台に変装した「怪盗ジゴマ」は殺人や強盗などの犯罪を繰り返すというピカレスクヒーローの先駆けとなった作品である。

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 フランスでは1909年に大ヒットを飛ばし、1911年に映画化。日本でも上映されることになり、1912(大正元)年に公開されることになった。
 当時、「悪人が主人公」という映画は日本では大変珍しく、またたく間に評判となり、映画館は『ジゴマ』目当ての客であふれかえった。

 『ジゴマ』は結果、日本で最初の大ヒット洋画作品となったのだが、大ヒットを記録してからというもの、東京中でジゴマをまねた犯罪行為が流行してしまったのだ。
 特に小学生の間では、見慣れていたチャンバラ映画のヒーローとは全く違う、ピストルを使い悪事の限りを尽くす「ジゴマ」は圧倒的人気を博し、各地で「ジゴマごっこ」が展開された。

 また、「ジゴマ」は子供だけではなく大人にもブームが訪れ、少し太って色が黒い男性のことを「まるでジゴマのような…」と形容するなど、今でいう「流行語大賞」ともいうべき存在になっていたのだ。

 また、当時は著作権があいまいなこともあってか、日本で許可なく作られた「和製ジゴマ」も多数登場。『日本ジゴマ』や『大悪魔』『新ジゴマ』『バトラ』など、多くの日本製「ジゴマ映画」が作られた。
 
 だが、粗製乱造の件もあり、警視庁は『ジゴマ』の上映禁止および、「ジゴマ」という単語を映画のタイトルに入れないように決めた。その結果、日本での「ジゴマ」ブームは去り、ジゴマをまねた犯罪はなくなった。

 なお、日本の映画の検閲制度はこの「ジゴマブーム」の時に確立したと言われ、直接的ではないものの映画倫理機構(映倫)設立につながったとされる。

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