海外ニュースサイト『Las Vegas News』および『Las Vegas Review Journal』は、ホテル前の噴水に飛び込んで泳いだ男性が、溺れて死亡したと7月25日までに報じた。
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記事によると、アメリカ・ラスベガスのホテル前にある噴水に、男性が突如飛び込んだという。泳ぎながら噴出口のある中心部に到達。引き返す途中、噴水が動き始めたのか、立ち往生した様子で、男性は「助けて」と叫び声をあげたという。声を聞いた観光客の男性が噴水に飛び込んだが、流れの速さに身の危険を感じて、引き返した。通報を受けた警察や救急隊が駆け付けたが、男性の死亡が確認されたという。男性の身元や、詳しい死因については調査中だが、男性は地元のホームレスとみられている。
事故現場は、迫力満点の噴水ショーで有名なベラージオホテル。ホテル前に、イタリアのコモ湖をイメージした巨大な人工湖に噴水が設置されている。人工湖の深さは平均約2.5メートル、中心部は約4メートルと深く、水は高さ約140メートルまで噴き上がる。噴水が動いているときは、水圧がかなり強く、流れが激しいようで、遊泳は禁止されている。警察は「ラスベガスを訪れる人は、水のある場所では安全を心がけてほしい。どんな理由であれ飛び込みは絶対にしないように」と注意喚起している。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「遊泳禁止なのに入るから。愚かな行為。自業自得だな」「あのダイナミックな噴水ショーを見たら、噴水で泳ごうとは思わない。明らかに危険」「男性は酒か薬をやっていたかな」「ラスベガスは今40度超えで暑い。他にも水辺はあったでしょ。なぜベラージオの噴水?自殺行為だ」「警備員はいなかったのか?観光名所の噴水に飛び込む人は多そうだが」「観光客がたくさんいたと思うけど、助けに行ったのは1人だけ。悲しい世の中だ」「普通、噴水を危険とは思わない。男性は甘く見ていたのだろう」などのコメントが見られた。
海外には、立ち入り禁止の噴水に入って死亡した人が他にもいる。
海外ニュースサイト『Madrid Metropolitan』は7月28日、スペイン・マドリード郊外にある公園の噴水に入って遊んでいた男性が、噴水のパイプに吸い込まれて死亡したと報じた。
同記事によると、16歳の男性は、友人らとともに公園を訪れたという。男性らは公園に設置してある深さ30センチほどの噴水の中に入り、水浴びを楽しんでいたそうだ。しばらくして、男性は噴水のパイプに吸い込まれたという。友人らは男性をパイプから引き出そうとしたものの救出できず、警察に連絡。すぐに救急隊が駆け付けて、男性は50分後に救出されたが、既に心肺停止状態。心肺蘇生が施されたものの、30分後に死亡が確認されたという。
警察の事故調査によると、制御盤を保護するメッシュカバーが取り外されており、水圧が上がっていたという。警察は男性グループの誰かが噴水の制御盤を操作したとみて捜査を進めている。噴水そのものも立ち入り禁止場所であったそうだ。地元の政治家は「こうした悲劇が起こらないよう、市の方で、全噴水の安全確認を今一度実施してほしい」と話している。
暑い夏に水しぶきを上げる噴水を見ると、中に入りたくなる気持ちも分かるが、遊泳や立ち入りが禁止されている場所には、入ってはいけないそれなりの理由がある。素直に従った方が良さそうだ。
記事内の引用について
Homeless man drowns after jumping into Bellagio Fountains(Las Vegas Newsより)
https://news3lv.com/news/local/lvmpd-body-found-at-bellagio-fountains
Man drowns in Bellagio fountains on Las Vegas Strip(Las Vegas Review Journalより)
https://www.reviewjournal.com/local/the-strip/man-drowns-in-bellagio-fountains-on-las-vegas-strip-2080586/
Teenager Sucked To His Death In Municipal Fountain(Madrid Metropolitanより)
https://www.madridmetropolitan.com/teenager-sucked-to-his-death-in-municipal-fountain/