中国・江蘇(こうそ)省で、63歳の男性が、ワンタンを食べ過ぎたことで腸が破裂したと、海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『honograph.com』が7月31日までに報じた。
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報道によると、ある日の夕方6時頃、男性は家族とともに夕食としてワンタンを食べていたそうだ。具体的な量は明かされていないが、男性はボウルにいっぱいのワンタンを満腹になるまで食べた。
ワンタンを食べていると、男性はお腹の中で爆発するような音を聞いた。男性の家族は音に気づかず、男性のみが分かる程度の音量だったが、男性によると、お腹の内部から音がして、爆発音とともにお腹の中が強打されたような感覚を受けたという。爆発音を聞いた後、男性は激しい腹痛に襲われ、汗が止まらなくなったそうだ。男性の姿を見た男性の家族は、男性をすぐに病院に連れて行った。
病院に到着すると、医師は男性の腸に1.2センチメートルの穴が開いていることを見つけた。医師によると、男性の腸には大量の便が溜まっており、便が溜まっている状態で大量のワンタンを食べたため、腸が破裂したそうだ。男性は1年以上前から腸閉塞を患っており、腸閉塞も腸が破裂した原因だという。腸閉塞とは、何らかの原因で、食べ物が腸の中で詰まってしまう症状のことをいう。腸閉塞になると、便が出にくくなる。
男性はその場で手術を受け、便を取り除いた。男性の腸の中には約3リットルの便が溜まっていたそうだ。手術後、男性の容体は安定しているそうだが、医師によると、手術が遅れれば男性は死亡していた可能性もあったという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「食べ過ぎることは私もある。本当にお腹が破裂するなんて怖すぎる」「私も便秘で食べ過ぎるとお腹が張る。人ごとではない」「男性は腸閉塞を放っておいたのか。3リットルも便が溜まっていたら体調に変化がありそうなのに。きちんと治療していれば腸が破裂することはなかったかも」などの声が挙がっていた。
海外には食べ過ぎによって体に支障をきたした人が他にもいる。
インド・ウッタル・プラデーシュ州で、当時42歳の男性が卵を食べ過ぎたことで死亡したと、海外ニュースサイト『The Independent』が2019年11月に報じた。
同記事によると、男性は知り合いの男性と、2000ルピー(約2800円)を賭けて、どちらが早く50個の卵を食べ切れるか勝負していたという。男性は41個の卵を食べ切り、42個目の卵を食べ始めたが、42個目の卵を食べている最中に意識を失い、その場に倒れた。
男性はすぐに病院に運ばれたが、病院に到着した数時間後に死亡した。具体的な死因は明かされていないが、同記事によると、男性は卵を食べ過ぎたことで何らかの合併症を引き起こし、死亡したという。
食べ過ぎることは誰にでもあると思うが、体調や量の加減に注意して食べなければ、命を失うこともあるようだ。
記事内の引用について
「Man's blocked bowel 'explodes' after he ate a big bowl of dumplings before doctors save him in emergency surgery」(Daily Mail Online)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-8579765/Mans-blocked-bowel-explodes-ate-big-bowl-dumplings.html
「Man's blocked bowel 'explodes' after he ate a big bowl of dumplings」(honograph.com)より
https://top.honograph.com/blog/man-s-blocked-bowel-explodes-after-he-ate-a-big-bowl-of-dumplings-29886/
「Man dies after eating 41 eggs for bet with friend」(The Independent)より
https://www.independent.co.uk/news/world/asia/man-dies-eggs-eating-contest-death-india-uttar-pradesh-a9186111.html