ムロツヨシが演じる親バカの父親・小比賀太郎が、永野芽郁演じる愛娘のさくらを心配するあまり同じ大学に入学してしまうという本作。第1話では、二人が受験に合格し、周囲から浮きまくりのキャンパスライフをスタートさせ――というストーリーが描かれた。
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脚本統括・演出を福田雄一が務めている本作。賀太郎の亡くなった妻を新垣結衣が、同級生を今田美桜、中川大志などの人気俳優が演じることでも話題になったが、終盤のある演出が視聴者からの反感を買ったという。
「本作のラストでは、賀太郎と畠山(中川大志)が寄席に出演し、さくらや寛子(今田美桜)とともに打ち上げに参加するシーンがありましたが、その中でノンアルコールを飲んでいた寛子が賀太郎へ唐突に『ねっ、チュ~しよっか』と持ち掛ける場面がありました。この提案は、賀太郎に想いを寄せる畠山が阻止していましたが、未成年の女子大生が友人の父親に唐突にキスをねだるという展開について、視聴者からは『友だちのお父さんがいくらいい人でもあり得ない』『おっさんの願望入ってる』『おじさんにそんなこと言うとかないし普通に気持ち悪い』という声が殺到。おじさんが唐突に大学生にモテ始め、喜ぶというシーンに視聴者はドン引きしてしまったようです」(ドラマライター)
また、そんなムロの演技にも苦言が集まったという。
「福田作品に出演した時のムロにありがちな演技ですが、すべてがオーバーでクセが強く、コント色が強め。ワンパターンのため福田ファンには評判でしたが、福田が苦手なドラマファンからは、『面白いでしょ?って押し付けられてる感じ』『内輪ウケばっかでつまらない』『福田節がスベりすぎで笑えなかった』という苦言が集まっていました。ストーリーも作り込んでいるとは言えず、『ムロの演技ありきのドラマ』という厳しい声も。福田の演出を苦手に感じているドラマファンも少なくなく、今後の視聴率も心配されます」(同)
独特の演出に拒否感を覚えてしまった視聴者も少なくなかったようだ――。