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壊した家は300軒、始末書の枚数は45枚? 解散発表・石原プロの最高傑作『西部警察』伝説

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渡哲也

 あの「石原軍団」が解散する。数多くの名作を残し、最近では被災地への炊き出しでも知られた「石原プロモーション」が来年1月16日を以って58年の歴史に幕を下ろすことが、先月17日に発表されたのだ。1月16日と言うのは、故・石原裕次郎さんが1963年に起業した日である。

 >>石原プロの中で最も移籍が難しい俳優とは? 華々しいデビューが仇か<<

 石原プロと言えば、そのド派手で大がかりなロケがイメージとしてあるが、中でも、空前絶後の制作費をかけて作られたのが、刑事ドラマ『西部警察』(テレビ朝日系)だった。まず思い出されるのが、とにかく爆破・爆破のオンパレード。犯行グループが潜伏し、逃走用として乗っ取った遊覧船を、木っ端みじんに爆破。他にも観光バス一台を爆破させたり、広島で行われたロケでは、街中を走る路面電車を爆破させる回もあったという。

 「当初は、すでにあるモノを爆破させていましたが、最後は壊すものがなくなり、『建造物をわざわざ作って爆破する』スタイルに切り替わったそうです。ちなみに、1979年から1984年の全3シリーズ中、壊した家屋や建物は320軒、使用された火薬の量は4.8トン。また、使用されたガソリンの量は1万2千リットルというデータが公表されています。さらに、壊した車両の台数は約4,680台。1話につき平均20台の車両がぶっ壊れました」(芸能ライター)

 パトカーにバスやトラックと、どうしてそんなに車両を次々と破壊できたのか? それは、協賛企業の日産自動車が全面提供してくれたからだ。ただ、その代わり、聞き込みのシーンで日産販売会社各社のスタッフをシレっと出演させたり、セリフの中に「市内の日産の全販売会社に捜査協力を要請した」という文言を加えるなどして宣伝していたという。

 国民的人気ドラマに協賛したいと名乗り出る企業は多かったようで、その1つであるスーパー「ダイエー」では、買物客が多数いる店内を犯人がバイクで逃走しているシーンが流れたり、またオートバックスに、劇用車のオイル交換のため訪れるシーンがインサートされていたこともあった。

 大爆破のほかには、派手なカーチェイス、銃撃戦といったシーンもあったが、これらはほぼ全て、地方ロケで撮影されたものだ。それに協力する地方局にとって、地元ロケはメンツを賭けた戦いだったようで、静岡県民放送(けんみんテレビ、現・静岡朝日テレビ)はなんと、静岡駅前にヘリコプターを着陸させたことがある。本来なら、緊急時を除いてこんなことはしてはいけない決まりとなっている。

 「公称では、飛ばしたヘリコプターは600機、封鎖した道路は40,500箇所、そして始末書の枚数は45枚あったそうです。そんな危険だらけの『西部警察』で、5年間で負傷者は6人。死者を一人も出していなかったことだけが幸いです」(同)

 今では、1回オンエアするだけで社会問題になりそうな『西部警察』。もはや、二度と作られない、まさに伝説のドラマである。

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