さらに、勾留先の警察署で、新型コロナウイルの感染が確認され、立ち回り先や、捜査員始め大勢の濃厚接触者を生み出してしまった。とことん迷惑な存在と言えるが、過去のネットにはこうした人物が多かった。
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特に、「ニコニコ動画」で生放送配信を行っていた「生主(なまぬし)」と呼ばれる人たちは、面白さを追求するあまり、へずまりゅう同様に他人の迷惑を顧みない人たちが多くいた。健全な生主が大半ながらも、奇人変人のオンパレードと言える一部の過激な生主の存在が目立っていた。
ある男性生主は、1万円札の紙幣をスキャンしてコピーする様子を配信し、「日本のデフレを解消する」と主張。いわば偽札作りを実況したわけだが、警察や財務省への通報が相次いだ。ネット上では、逮捕説と厳重注意説に分かれているが、何かしらの取り調べは受けたのは確かだろう。
また、ある女性生主は、知り合いの男性宅の室内で勝手に花火をする様子を配信。一歩間違えば大火事になりかねない、とんだ迷惑行為だ。当然、男性は大激怒。それから、近所の住民の通報で、警察や消防が駆けつける騒ぎとなり、軽犯罪法違反容疑で書類送検されている。
さらに、2人組の男性生主は、先に入っていた1人の後ろから、かぶり物をしたもう1人が登場するイタズラ系動画を配信。熱血漢の店主が「こういうことはやめてください」と注意して、徐々にヒートアップ。どうやら、アウトローな人たちや世界とバッチリ繋がりがある人物だったようだ。たっぷりと絞られた様子を報告する動画も後にアップしていた。
これらの生配信は、迷惑行為なのは確かだが、事前の仕込みなどがない、ガチンコのものだけに、妙な面白みがあったのは事実。ただ、やはり迷惑行為は許されるものでない。間違ったことをした人間は、相応の制裁を受けるべきだろう。