「改めて、この俺が史上初の“覇者”で“王者”の三冠王だよ。そしてよ、ディック東郷は、この俺の最高のパレハだよ。(進行の清野アナに向かって)オイ、なんか質問はあるか?」
会見場に現れたEVILは清野アナに質問を求めた。清野アナは「7月11日にバレットクラブと結託しましたが、なぜバレットクラブと結託したのでしょうか?」と質問。すると、EVILは「当然だろ。『何がなんでも優勝する』って言っただろ、オイ。この俺がすべて仕組んでやったことだよ。バレットクラブは史上最高のチームだろ」と何を今さら言ってるんだと言わんばかりの態度。
EVILとして凱旋帰国した時から在籍していたロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーに関しては、「あんなヤツら、腐り切ってるだろ?」と一蹴。現在、鷹木信悟、BUSHIとともにNEVER無差別級6人タッグのベルトを保持しているが、「あんなクソどもと持ってるベルトなんてな、いらねーんだよ」と一方的に返上宣言だ。
内藤哲也戦については「昨日の試合、観ればわかるだろ?アイツの攻撃のパターンなんてな、すべてお見通しなんだよ」と、長年パートナーを務めてきたとあって、内藤を熟知しているため、試合を優位に進められた理由について明らかにしている。
初防衛戦は、12日の試合後に挑戦表明した高橋ヒロムとの一戦が、25日の愛知・愛知県体育館大会で決定。ヒロムとはロスインゴという繋がりだけではなく、同期として若手時代に苦楽をともにした関係だ。EVILは「オイ、ヒロム。お前、病み上がりだろ?おまえのその首で、俺の攻撃、耐えられんのか?」とヒロムのウィークポイントである首を狙うことを暗に予告した。
IWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタル王座を同時に手にした気分について聞かれると、「そんなくだらねぇ質問には、俺は答えねーんだよ。終わりだ!」と会見を切り上げ、2つのベルトを手に取り会場を去ってしまい、会見は終了。『ニュージャパンカップ2020』では、後藤洋央紀、SANADA、オカダ・カズチカらをなり振り構わない暴走ファイトで破り、バレットクラブというダークネスに堕ちたEVILは、内藤哲也をも飲み込んでしまった。ディック東郷という強力な参謀が付いたことにより、ダークネス旋風が新日本マットを染め上げることになりそうだ。
(どら増田)