2.21東京・後楽園ホール大会でIWGPタッグ王座を奪取したばかりの棚橋弘至&飯伏幸太のゴールデン☆エースを、タイチとザック・セイバーJr.が襲撃したことが発端となり、因縁が勃発した両チーム。『ニュージャパンカップ』では、タイチが棚橋、飯伏を相手に連勝しており、挑戦権を手に入れている。
先に入場したタイチは棚橋が入場し、コーナーでアピールするのを阻止するなど、早くも駆け引きを使っていく。プランチャでタイチ組を蹴散らすゴールデン☆エースだが、場外戦では、タイチ&ザックが上手。ラフ殺法に返り討ちされてしまう。タイチは飯伏を覚醒させるべく、蹴りの応酬を仕掛けると、聖帝十字陵で捕獲。ザックも棚橋を捕らえるが、棚橋が切り抜けて、連携技ゴールデン☆ブレイドで飯伏を救出。蘇生した飯伏はラストライドから急所打ちを防いでカミゴェへ。正調式を狙うもザックが飛び込み飯伏に絡みつくと、タイチ式ラストライドで飯伏がダウン。
トドメを刺そうとするタイチに、飯伏はカウンターのハイキックから棚橋にタッチ。スリングブレイドでタイチを吹っ飛ばすも、タイチのエルボーで棚橋が怯む。タイチからザックに代わると、棚橋がザックにハイフライアタック、飯伏がカミゴェを狙うもザックはザックドライバーを決めて混戦に。タイチはアイアンフィンガー・フロム・ヘルを装着し、飯伏に地獄突き。棚橋にデンジャラスバックドロップから、ザックがユニオーネの竜巻の連発で棚橋の膝を痛めつける。棚橋に「立ってみろ!」と挑発するタイチ。最後はタイチのジャンピングキックから天翔ザックドライバーで、タイチ&ザックがIWGPタッグ王座を強奪した。
試合後、棚橋は「このままじゃ終われない。もう1回やらせろ!って言う権利あるよな」とリターンマッチをアピールしている。
◆新日本プロレス◆
『DOMINION in OSAKA-JO HALL』
2020年7月12日 観衆 3898人
大阪・大阪城ホール
▼IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)
<王者組>●棚橋弘至&飯伏幸太(28分43秒 エビ固め)タイチ&ザック・セイバーJr.○<挑戦者組>
※天翔ザックドライバー
※タイチ&ザックが第87代王者となる。
(どら増田)