本作は『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』(共にTBS系)で脚本を務めた野木亜紀子氏によるオリジナル作品だ。24時間というタイムリミットの中で犯人逮捕を目指す「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」に招集された頭脳派隊員の志摩一未(星野源)と、運動神経は良いが自分が思うままに行動する隊員・伊吹藍(綾野剛)がバディを組み、数々の難事件に挑むというストーリーになっている。
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※以下、ネタバレを含む
第3話では、西武蔵野署管内で多発するイタズラの通報に、志摩と伊吹が対応することに。イタズラの通報の犯人は、元陸上部員の成川岳(鈴鹿央士)・勝俣奏太(前田旺志郎)、元マネージャーの真木カホリ(山田杏奈)ら高校生集団で、 “通報したプレイヤーが警察から逃げ切ったら勝ち“というゲームを楽しむのが目的だった。イタズラの通報の後、陸上部員の少年たちを追い詰める志摩たち。しかし、同じ頃、イタズラの通報をする役目を担っていた真木が強制わいせつ犯の亀田(岡崎体育)という男性と遭遇。真木は亀田に連れ去られてしまう。そこへ志摩と伊吹が駆け付け、真木を救出し、無事亀田を逮捕するのだった。
今回、強制わいせつ犯の亀田を演じたミュージシャン岡崎体育の演技に注目が集まっている。真木がいる電話ボックスに、怪しげな表情を浮かべて顔を張り付けたり、「助けて」と叫ぶ真木を台車で運びながら、「誰も来ません~」とニヤニヤしたり、見事なサイコパスっぷりを見せた岡崎に対して、視聴者からは「今まで怪しげな役が多かったけど、今回のサイコパスな役はマジで別格!据わった目といい、誰も来ません~の言い方といい、節々に異常さが見られて鳥肌立った」「『僕はどこから』のエキセントリックな演技も良かったけど、今回の“身近にもいそうなヤバい奴感”が出てて良かった。過去イチのハマり役!」「岡崎が元来持つ怪しげな風貌を上手く生かしたキャスティング!水の中にドボンと落ちたり、ちゃっかり志摩と伊吹に反撃しようとするコミカルな演出も最高!腹抱えて笑ったわ」という絶賛の声が集まっている。
岡崎はソニー・ミュージックエンタテインメントに所属するシンガーソングライター。2016年にリリースした楽曲「MUSIC VIDEO」が、翌年2017年に実施された第20回文化庁メディア芸術祭にて「エンターテインメント部門 新人賞」を獲得し、一躍有名になった。岡崎はミュージシャン活動と並行して、度々ドラマや映画にも出演しており、そのマルチな才能を発揮している。2018年放送の連続テレビ小説 『まんぷく』(NHK系)では、小生意気な日系アメリカ人チャーリー・タナカを演じ、2019年放送の『これは経費で落ちません』(NHK系)では、経費を操作する姑息な営業部員・馬垣和雄を演じた。さらに2020年放送の『僕はどこから』(テレビ東京系)では、暴力団「講談会系東宮寺組」のメンバーの駿を演じ、そのエキセントリックな演技が注目された。
番組放送終了後、岡崎は自身のTwitterにて、「犯罪者、ニート、オタクのキャラのキャスティングお待ちしておりまーす!」とコメントを投稿。果たして、今後ドラマでどんな演技を見せてくれるのだろうか。岡崎の俳優活動に注目していきたい。
記事内の引用ツイートについて
岡崎体育の公式Twitterより https://twitter.com/okazaki_taiiku