事の発端となったのは、『ゲゲゲの鬼太郎』第6期が「第57回ギャラクシー賞」テレビ部門特別賞に選ばれたことを報じるネットニュースの記事。その中で、現在のねこ娘のキャラクターは意図的に菜々緒を意識したようなモデル体型となったことが明かされており、前に出て戦う姿を含め、女児を中心に憧れの存在になったのではという自負をプロデューサーが語っていた。
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この記事を受け、小島は21日に自身のツイッターを更新し、「妖怪って、子どもたちに『いろんな体があっていい』と思わせてくれる良さがあるのに」と苦言。ギャラクシー賞受賞についても、「ギャラクシー賞はジェンダー表現には無頓着なのだろうか」と疑問を呈しつつ、「子どもたちにルッキズムを刷り込む罪深さに考えが至っていないのが闇深」と断罪した。さらに、小島は「モデル体型=美、優位 という表現に触れる機会が多いと、子どもは女性を外見で評価することに慣れていく。女児は自身の見た目への不安を感じ、摂食障害などにつながることも」と、女児が憧れるキャラクターとして見た目をモデル体型にすることへの危険性もつづり、「『媚びない女子がかっこよく暴れる』という一見進歩的な設定に、強固なルッキズムが組み込まれていることに気づいて欲しい」と訴えていた。
小島のこの投稿に「制作側が“女児の憧れの体型”を謳ってモデル体型にするのは確かに問題ある」「こういう小さなことも見逃さないよう心がけ、声を挙げることが偏見差別に気づかせ、なくすことにつながっていくんですね」という賛同が集まっていたものの、一方では「こんな事を言い出すとモデルや女優という仕事、ファッション雑誌、おしゃれや化粧でさえ悪と認定しなきゃならなくなる」「必ずしも憧れる=なりたいってわけではないと思う」「女の子がモデル体型や可愛い子に憧れることまでもいちいち『ルッキズムだ!』と批判するなら、女性誌やテレビの存在を全否定した方がいい」といった批判の声も多く寄せられていた。
子どもが憧れる体型がモデル体型だけになってしまうことに対し、警鐘を鳴らす小島のツイートだったが、この問題にさまざまな声が集まっていたようだ。
記事内の引用について
小島慶子公式ツイッターより https://twitter.com/account_kkojima