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『サンモニ』青木理氏、横田滋さん死去で「結果的に何も進まなかった」発言に「政権批判に利用するな」と批判

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画像はイメージです

 7日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、ジャーナリストの青木理氏が、6月5日に死去した北朝鮮拉致被害者横田めぐみさんの父で、拉致被害者家族連絡会の代表を務めた横田滋さんの名前を出して「安倍政権批判」をしたことに、視聴者から批判の声が上がっている。

 番組は北朝鮮が設置した「南北共同連絡事務所」の撤廃や南北軍事合意の拒否を示唆していると紹介する。このニュースについてコメントを求められた青木氏は、「横田さんの亡くなったニュースもありましたけれど、拉致問題っていうのが、今の安倍政権のある意味、一丁目一番地ってかね。この問題で日朝首脳会談時に強硬な姿勢を取ったっていうことで、当時官房副長官だった安倍さんが一気に政界の階段を駆け上るきっかけになったんですね」と持論を展開する。

 さらに、「この7年を見てみると、とにかく圧力を掛ければいいんだっていう路線で。最近は今度無条件の話をすると言ってるんだけど、結果的に何も進まなかった。日露にしても日中にしても、それからひたすらアメリカに追随するっていうこと姿勢にしてもね、安倍政権の外交ってなんだったんだろうかっていうことを、その北朝鮮のことも含めてですね、少しそろそろ総括をする時期に入ってきている」と話す。

 続けて、「考えてみると、『何の結果も残せないんじゃないか』っていうようなことを言う人もいるんですね。なので、そろそろ総括するべきなのかなと僕はしていますけどね」と横田さんの名前を出し、安倍政権の外交政策批判に繋げた。

 この発言に、一部視聴者から「横田さんの死を政権批判に利用している。許せない」「北朝鮮との交渉については、民主党政権もなんら動いてないし、むしろ軽視していた感がある。自民党政権にも責任はあるが、一部被害者の帰国には繋げている。拉致はないと言い続けていた党や民主党にも責任があるのに、なぜ安倍政権だけを批判するのか」「日本の国会議員全員が横田さんの想いに答えてあげられなかった。安倍さんは実際に北朝鮮に行ってるし、よくやってくれたほうなのではないか」「コロナ禍に外交の総括なんかしている場合じゃない。横田さんが亡くなったことに乗じている」と批判が殺到することに。

 ただし、「安倍政権が外交で何も結果を出していないのは事実」「政権批判して何が悪い。実際政権が悪い」「とにかく安倍政権は責任を取れ」と、青木氏に同調する声もあった。

 青木氏の主張についての是非はともかく、「横田さんの死を政権批判の道具にした」という印象を持った人がいたことは事実。そんな青木氏の発言に、思想を問わず発言を残念に思う視聴者が多かった。

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