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「急がば回れ、じっくりと調教出来たかな」鳴尾記念 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 好タイムが出やすいイメージがありますが、平均すると意外に普通です。天皇賞組が馬券に絡んでくる事が多い印象ですが、昨年は新潟大賞典組と大阪杯組で決まりました。それは昨年だけでなく、18年も都大路Sを加えたメンバーで決まっています。この辺の流れも踏まえて予想したいのですが、目に付くのは、前走が菊花賞2着だったサトノルークスです。約半年振りの出走で、心配なところもありますが、ポテンシャルは菊花賞で証明できています。8戦して、馬券に絡まなかったのは2戦だけですし、阪神とは相性が良さそうな実績も有ります。寝ていたわけではないので、今年初戦とは言え、勝ち迄見えてきます。

 ところが、もっと長い1年の休み明けのパフォーマプロミスの昨年は、天皇賞春で3着です。今回は斤量も56kgなので、ここ3戦よりは負担が少ないと思いますが、流石に1年はどうだろうと疑問を持たれる要因ですが、綺麗な馬場で走りやすいとしたら、休み明けでも上手く走れる気もします。丁度、非常事態宣言も解除されつつある所ですし、まさかの休み明けコンビも視野に入れています。

 しかし、ポテンシャルの話なら、昨年のオークス馬ラヴズオンリーユーも、半年間の休み明けから前走のヴィクトリアマイルで、復活の7着。まだ、本調子とまでは行かないようですが、やる気にさえなれば出来る仔だと思います。ちょっと夢を見たい気もします。

 実際問題としては、休み明けや問題を抱えている馬を大本命には難しいところです。このレースで休み明けの出来を計るので、上手く調教できていれば馬券に絡む力はありますが、未知数と言わざるを得ません。傾向を見れば、新潟大賞典組と大阪杯組がセオリーになるので、レッドガラン、ブラックスピネル、エアウィンザー、レッドジェニアルという話になります。新潟大賞典では、エアウィンザーの斤量が57.5kgだったので、今回は56kgに戻った事を考慮して、この馬が後ろから突進してくると思います。

 もし、長期休養組が何れも苦しい状況なら、勝つ可能性迄あると思いますが、穴はトリコロールブルーで、前でも後ろでも器用な馬かもしれないと思います。実は、この馬も半年振りで、まさかの大穴かもしれないと睨んでいます。今回は、馬券をワイドでみじん切りにして勝負です。

ワイドBOX 15エアウィンザー、2トリコロールブルー、13レッドガラン
ワイドBOX 16サトノルークス、1パフォーマプロミス、7ラヴズオンリーユー
ワイドBOX 8レッドジェニアル、5ブラックスピネル、12ドミナートゥス

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