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『マクドナルド』外出自粛要請下で対前年比5%超え絶好調のナゾ…

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提供:週刊実話

 緊急事態宣言の影響を大きく受けた4月の各業界の売り上げ動向が発表された。インバウンド需要に頼っていた観光業、航空機・鉄道などを含む運輸関連業は軒並み大幅なダウンとなった。

 外食産業では、ファミリーレストランなどのチェーン店が同様に下落。特に居酒屋は、メーンの顧客層であるサラリーマンが在宅勤務となり休業せざるを得ない店が多く、下落幅が大きくなった。

 しかし、そんな環境下でも外食産業の雄『マクドナルド』は、4月度の既存店売上高を対前年比6.5%伸ばした。

 外食業界に詳しい経営コンサルタントは「マクドナルドが、この逆境の中で、5%以上の売り上げを伸ばしたことはさすがという他ありません」と舌を巻く。

「日本にマクドナルドが初上陸したのは1971年で、テイクアウト専門店からスタートしています。同業他社と比較してもテイクアウトの歴史は長く、消費者心理として『テイクアウトといえばマクドナルド』というイメージが刷り込まれている。店内飲食を禁止した影響は見られたようですが、テイクアウトの客単価が増加したことでそれをカバーしました」(同)

 4月の業績が伸びたことにより、日本マクドナルドホールディングスは2020年12月期が営業最高益とする業績予想を維持すると発表した。これを受け、同日の株価は年初来の高値まで高騰した。

「緊急事態宣言解除後も外食産業に対する厳しい状況はしばらく続くと思いますが、テイクアウト市場という新たな大きな市場ができた。今は外食産業各社がテイクアウト市場になだれ込んでいますが、『マックの持ち帰り』を上回る魅力と気軽さを兼ね備えたメニューを準備しなければ、マクドナルドの牙城を崩せません。その山は高いと思われます」(同)

 外食産業の生き残りをかけた、本当の勝負はこれからのようだ。

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