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「遊んでいた人とは違う」薬丸、コロナ感染の巨人・坂本選手らを擁護も「差別を助長する」と物議​

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坂本勇人

 4日放送の『バイキング』(フジテレビ系)での木曜レギュラー・薬丸裕英のある発言が、視聴者から批判を受けている。

 3日、プロ野球の読売巨人軍が、坂本勇人内野手と大城卓三捕手が新型コロナウイルスに感染していることを発表。同日に予定していた西武ライオンズとの練習試合も中止になっている。巨人では5月29~31日に、チーム内の希望者218人に抗体検査を実施したところ、両選手とスタッフら計4人に、感染後の回復を示すIgG抗体を確認する陽性反応が出た。今月2日に両選手は西武ライオンズとの練習試合に出場した後、PCR検査を実施したところ、再び陽性が判明し、都内の医療機関に入院した。

 坂本選手は先月29日の友人との外食、大城選手も同28日にチームメート2人と夕食をともにした以外は夜の外出などはなく、感染経路は不明。巨人は3日から4日にかけて、他の選手や監督、コーチなど関係者全員へのPCR検査を実施しており、4日に結果が判明する見通しである。番組では取り上げられなかったものの、この日の午後に両選手は再度のPCR検査で陰性判定が出ており、球団は両選手について今後の状態を見ながら早期のチーム合流を図る方針としている。

 番組でも、巨人の選手に新型コロナの感染者が出た話題を取り上げた。その中で話を振られた薬丸は「坂本選手と大城選手のように気をつけていて感染していた人と、遊んでいて感染した人はワケが違うから」と指摘。「そこは世間もちゃんと優しい心を持って接しなきゃいけない」と視聴者に呼び掛けた。

 しかし、ツイッターからは薬丸の発言に対し、「『遊び歩いて罹(かか)った人のことは非難して良いよ』って事でしょ。一言多いなぁ」「テレビでそういう発言こそ感染者への差別をますます助長する」「バイアスかかりすぎじゃね」「いざネットで遊んで感染した人が叩かれてる騒ぎが起こったら、あーだこーだ言うのに」などの批判が集まった。

 感染者をそれまでの経緯で分断するような薬丸の発言に、視聴者から反発の声が相次いでいるようだ。

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