記事によると、初回は6月20日午後7時から放送。以後、特に話題を集めた回をスタッフが厳選して不定期で放送予定。
再放送に関して、スタッフは1年ほど前から、各アーティストや関係者と許諾の交渉を進めていた。先月下旬には昭和歌謡曲を特集した同局系「マツコの知らない世界」が番組史上最高の視聴率となる15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことで、手応えを感じたという。
初回は80年12月25日放送分。五輪真弓の「恋人よ」が1位になった回で、近藤真彦、田原俊彦、松田聖子らの出場回だという。
「コロナの影響で、地上波の各音楽番組の編成が厳しい状況。この状況がいつまで続くか分からないだけに、地上波でもぜひともなかなか聞けない『懐メロ』の数々を放送してほしいもの。曲によってはリアルタイムで聞いたことのない世代の心に刺さって再ブレイクするのでは」(レコード会社関係者)
かつては、民放各局が音楽番組でしのぎを削り、90年まで22年間放送されたフジテレビ系の「夜のヒットスタジオ」、81年から86年まで日本テレビ系で放送された「ザ・トップテン」などは、出演すれば確実にレコードやCDの売り上げアップするほどの影響力があった。
また、1980年10月5日に日本武道館で行われた伝説の引退コンサートから40年経った、山口百恵さんの600曲以上におよぶ楽曲のサブスクリプション(定額制)ストリーミング配信が今月29日、解禁された。
デビュー曲「としごろ」、大ヒット曲「ひと夏の経験」、「横須賀ストーリー」、「プレイバック part 2」、「いい日 旅立ち」、「秋桜」、「さよならの向う側」を含む全シングル、オリジナルアルバム22枚、ライブアルバム6枚、女優として出演したサウンドトラック・アルバム8枚を網羅しているという。