この日、関は1円玉ドミノにチャレンジし、日本記録の2419枚を目指した。
関は以前、この番組で1円ドミノにチャレンジしていたが失敗しており、今回はリベンジマッチ。2日間かけてドミノにチャレンジする様子が描かれた。結果、途中で6時間の睡眠を取りながら30時間かけてドミノを成功させ、関は「1円玉ドミノ日本一」の称号を得た。
この頑張りを見た視聴者からは「深夜に感動した」「30時間、1円玉を並び続けられる精神力に脱帽した」と関をたたえる声が相次いだ。
ところが、関の頑張りを称える声が多い一方、ネットでは関のある発言が物議をかもしたという。
関は、企画中に現在大人気の週刊少年ジャンプの漫画『鬼滅の刃』を例えに出し、1円玉ドミノを頑張る理由を力説。
関は1円玉ドミノにリベンジする心境を『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)に例え、「主人公の炭治郎が家族を殺された恨みを鬼たちに復讐する。今はそれと同じ気持ちです」と発言。すると番組を見ていた『鬼滅の刃』ファンは関の例えに反発した。
『鬼滅の刃』の竈門は確かに鬼に家族を殺されているが、鬼と戦う理由は鬼にされてしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すためであり、「復讐」という動機では戦っていないのである。
そのため、ネットではこの関の「復讐」という表現について、「ニワカ丸出し」「きちんと原作を読んでいないのでは?」といった非難の声が相次いだ。
関は最近、『鬼滅の刃』に大ハマりしているようで、番組中でも「ドミノの呼吸」(『鬼滅の刃』に登場する能力のひとつ「〇〇の呼吸」のパロディ)、「無の呼吸」(ただの無呼吸睡眠)などとネタにしていた。番組も関の活躍に合わせ『鬼滅の刃』のオープニングテーマ「紅蓮華」やアニメで使用されたBGMを挿入。「鬼滅ブーム」に便乗したような演出を見せたが、より関の「ニワカ感」が増してしまったようだ。
「1円玉ドミノ」の企画が良かっただけに、誤った『鬼滅』の例えで、一部視聴者から非難の声が出たのは残念なところだ。