事件が発生したのは29日昼頃。75歳の男が三嶋大社の境内に設置された賽銭箱から現金180円を盗んだ。神職の男性が不審な行動を目撃し注意すると、賽銭箱に金を戻す。しかし、その後持っていたバール状のものを振りかざし、脅した。
間もなく、やりとりに気がついた別の神職が駆け付け、男を取り押さえる。その後警察が駆け付け、強盗の現行犯で逮捕。バールのようなもので脅された神職の男性は無事で、怪我などはなかった。警察のよると、男は同県熱海市に住む自称警備員で、容疑を認めているという。
この行動に、ネットユーザーからは「盗んだ180円を戻しているし、そのままなら大した罪にならなかった可能性が高い。なぜバールのような物を持っていたのか」「脅迫する理由がよくわからない」「素直に返して謝れば許してもらえたかもしれない。脅して事後強盗罪となれば、罪はかなり重い」などと、賽銭を盗んだ後に「脅したこと」について非難の声が上がる。
一方で、「認知症だったのではないか」「自分が何をしているか全くわかっていなかったのでは」という指摘や、「金がなくて刑務所に入りたかったとしか思えない」「複数の人が取り押さえなかったら、殺人に発展していた可能性もあった。人を殺したいと考えていたのかも…」「別の意図があったのではないか」とする声もあった。
男の行動は許されない犯罪だが、殺人など重大事件に発展しなかったことは不幸中の幸いだった。