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コロナ関連発言、炎上したのは「デマ謝罪」だけじゃなかった? 玉川徹氏、問題となった発言

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 「モーニングショー」(テレビ朝日系)でコメンテーターを務める玉川徹氏。新型コロナウイルス感染拡大後は、その発言が政府や議員など各方面から批判されている。
 そこで今回は、その炎上発言と批判を取り上げてみたい。

・もっともっと新型コロナウイルス感染死者は多いかもしれない
 『モーニングショー』が葬儀社の声として、「肺炎で亡くなった患者も新型コロナウイルスで死亡した人と同様すぐに火葬している」などと紹介する。これを見た玉川氏は「今まで日本は新型コロナの死者数が少なくて、『日本は優れた特徴があるんじゃないか』っていうようなことをいう人が結構いたけど、調べてない。調べてない以上、分からない」「もっともっと死者は多いかもしれない」などと話し、「肺炎として死亡した患者の中に新型コロナウイルス感染者がいるのではないか」という見方示す。
 この放送には賛否両論あったが、後にTwitter上で葬儀社社長を名乗る男性が「葬儀社の勝手な判断で24時間以内に火葬することはできない」「テレビで誤解を広めるのはデマを広げるから止めてほしい」と批判した。

 真相は現在のところ不明で、この後葬儀社社長を名乗る男性の発言について、番組も玉川氏も表立った反論を見せていない。

・PCR検査を「さっさとやれ」
 新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあった2月末、高熱を出した妊婦の女性が「感染者との濃厚接触がない」として検査機関に断られたニュースを紹介。そして、厚生労働省担当者が「医師の判断で検査を要請した時に、保健所が検査を断るというのは無しだ。運用を改善する必要がある」と他人事のように話したと取り上げた。
 これを見た玉川氏は「さっさとやれ」「見ているなら早くやれ」などと激怒する。しかし、3月の放送ではPCR検査について、「やらなければいけないことは決まっていて、医療崩壊を起こさないことが一番大事。PCR検査をした方がいいとかしない方がいいとか、そんな話は終わった話だと思っています」とPCR検査の「絞り込み」について賛同するような発言をした。

 この件について、細野豪志衆議院議員が自身のTwitterで、「コメンテーターの発言は責任を問われない」「玉川氏は3.11後、宮城と岩手の瓦礫の広域処理に徹底的に反対した。あの発言も撤回はされていない。平時はいい。危機管理における発言だけは影響が大きすぎる」と、糾弾した。
 玉川氏については、同じ系列の朝日新聞社会部記者も、「コロナ報道におけるテレビ朝日・玉川徹コメンテーターへの疑問」と題した記事内を投稿。「出演者個人の問題ではなく、多くの人々の生命に関わる感染症について専門外のコメンテーターが論じること自体の限界があぶり出された」と、玉川氏が新型コロナウイルス関連の発言が変遷していることに触れ、「視聴者が求めているのは知識に基づいた確かな助言」が求められると苦言を呈している。

 PCR検査については、土日の検査は民間のみで行っていると事実と異なる発言をし、番組内で謝罪。全責任は自らにあるとして深々と頭を下げたところを見ると、キツいお灸をすえられたのだろう。

 玉川氏の炎上発言で、視聴率は好調の『モーニングショー』。玉川氏のコメントを楽しみにしている人も多いが、緊急事態で確証の取れていない発言を、影響力の強い公共の電波で発信することについて、身内からも批判されている状況。番組と玉川氏はこのような批判をどう受け止めているのだろうか。

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