羽鳥アナは「まず、きのうの放送についてです」と切り出し、斎藤ちはるアナウンサーが13日に放送された内容について説明。秋葉原のメイド喫茶「ハートオブハーツ」が換気やアルコール消毒などを行いながら、時短営業をしている映像を流した。
その上で、羽鳥アナは改めて「昨日の放送では秋葉原のメイド喫茶『ハートオブハーツ』が東京都の要請にしっかりと従って、時間を短縮して営業していると、この番組では伝えませんでした。さらに、営業自粛を要請される店舗や禁止されている潮干狩りの映像と並列で放送したことで、このお店に対する誤解を招きました」などと謝罪した。
13日の同番組放送後、同店の従業員はツイッターで「お店を十分に開けられない状況下での新しい取り組み(編注:ビデオ通話での接客など)をクローズアップしたいとのお話しでした」と番組側からの事前説明を明かした。
従業員は放送内容に怒り心頭だったようで、「それをあたかも全て通常通りにやっているありえない場所、のように報道されていてすごくショックですし、心ないコメントをたくさん頂いてて傷つきました。補償がしっかりあるなら休業したいです。わたし達だって怖いです。でも休業したらハーツはなくなってしまいます」とツイートしていただけに、同局に猛烈に抗議したと思われる。
「コロナ報道が長引いたせいで、そろそろ各局のニュース・報道番組は取材先の心当たりがなくなってしまっている。さらに、視聴者に伝えるにはネガティブな話の方が都合がいいので困ったもの。なので、こういう報道も出てきてしまう。報じられた方はたまったものではないが、今後も、少なからずこのようなケースは起こり得るだろう」(全国紙社会部記者)
感染リスクにさらされながら取材する方もたまったものではないが、風評被害につながる報道は避けてほしいものだ。