この日は濱家隆一が、「収録中に狙いにいったコメントを外すと、その後の収録でずっと切り替えができずに凹んでしまう」と爆笑問題・太田光と講談師・神田伯山に相談。相方の山内健司によると、すべった後の濱家は、反省のためか椅子の背もたれを使わずにいるほど分かりやすく凹んでいるという。
そんなかまいたちに対し、伯山が「俺程度のやつが『おしゃれイズム』(日本テレビ系)とかに出ると、観覧の若い人たちが気を遣ってキャーと言う。その嘘が傷つく」と、客の反応に対する見解を告白。それにかまいたちに太田も同調した。濱家は「キングオブコントで優勝する前の年に、机の中からガラスの破片のようなものを出してベローと舐める、クレイジーなやつみたいなコントをしたとき、客が『ひゃー』と言って」と明かし、「『ひゃー』と言うことによって、すべってる空気になる」「黙っとけよ」と怒りをあらわにしていた。
このかまいたちの告白に反応した視聴者は多く、ネット上では「コント中の悲鳴とか漫才中の黄色い声とか本当どつきまわしたろか論わかる。そういうのひっくるめて笑いって思う」「これずっと芸人さんの口から言って欲しかった! お客さんがネタをつまらなくしてる。私はエンタの神様から感じた。ネタ中の歌に手拍子するとか盛り上げてるつもりが邪魔してるだけ」などの声が挙がっていた。
「ネタ中の客の過剰反応に対しては他の芸人もあまりよくは思っていないようです。昨年のR-1の決勝では客席から過剰な笑いのほか、悲鳴まで交じっていて、放送終了後にはお笑い芸人のキートンさんが『賞レースでのテレビ観覧客の過剰な反応は邪魔ですな。おもしろい時に笑うだけでいい』と批判したほか、松本人志さんも、ネタを披露する場は通販番組ではないとし、過剰反応はやめようとスタッフが事前に言うべきと前置きしつつ、過剰反応は『目に余るものがある』と苦言を呈しています」(芸能記者)
多くのお笑い芸人が、客の過剰反応に悩まされているようだ。